#八王子の恥 萩生田光一が喧伝する「理不尽な話」の仰天中身。政倫審から逃亡、要職にしがみつき“ネオ安倍派”再興狙うか

 

萩生田光一が小池百合子と悪魔合体する日

自民党東京都連というと、かつては“都議会のドン”と呼ばれた内田茂都議が幹事長として長年にわたり実権を握っていた。

自民党の都知事、都議はおろか、都選出の国会議員の公認を決めるのさえ事実上、党本部ではなく内田氏という、奇妙な力関係が続いた。

小池百合子氏が「どこで誰が何を決めているのかわからないブラックボックス」と都連を批判して2016年の都知事選に出馬し、内田氏が推す自公推薦の増田寛也氏らを撃破したことは記憶に新しい。

内田氏は2017年に都議を引退した後も最高顧問として都連内に強い影響力を保ったが、21年3月に最高顧問を辞任し、翌年12月、死去した。

萩生田氏は21年12月、ようやく内田支配から脱した都連の会長に就き、その後、党政調会長にもなって、党内における勢力を拡大していただけに、いまさら“一兵卒”に戻りたくはないだろう。

しかも東京では、4月に衆院東京15区の補選、7月に都知事選をひかえており、総理への夢を捨てきれない小池百合子都知事が国政に転じるか、都知事として3選をめざすのかが注目されている。

そのカギを握るのが、萩生田氏との関係だという見方も強い。

小池都知事は今年1月の八王子市長選で自公推薦候補の応援演説にかけつけ、萩生田氏に急接近したといわれる。八王子市は萩生田氏のお膝元だ。自公候補は裏金事件の影響で苦戦を強いられたが、終盤に小池都知事の応援を受け、逆風を跳ね返した。

昨年の江東区長選でも両者は“共闘”しており、もともと安倍派の衆院議員だった小池氏を萩生田氏が担ぎ出す可能性がないとはいえない。

萩生田氏が都連会長留任にこだわる理由はそのあたりにもありそうだ。改選を先に延ばし、裏金問題の鎮静化を待つハラなのだろうが、そううまくいくだろうか。

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