大人が現実を直視しなければ何も始まらない
政治家の方に国や自治体、公共の事を民間企業に例えるのは、ちょっと卑怯だよと言われました。まあそうですよね、立場が違いますもんね。
でも敢えて言います。
甘えてんじゃねぇーよ、クズが
搾取対象が国民市民だろうし、まあ教育ですら、ドラゴン桜的に言えば、国民はバカであってもらった方が都合がいいのでしょう。考えず、ただ堪えて働き、高い金を納めてくれれば万々歳。
国の将来を教育が担うのだとすれば、日本の教育費を考えれば、お先真っ暗とも言えます。先進の研究費は削られ、教員を増やすと言いつつ、処遇改善はブラック企業の最先端を行くサブスク状態です。こどもたちの心のケアで便利に使われる心理職の給与は底辺でありアルバイトやパートさんレベルで、身分の保証はほぼ無しの非正規同等の割に、子ども関係予算だけが、なぜか積みあがっていきます。
いじめにおいては隠ぺいは然ることながら、放置や改ざん、重要資料の廃棄といった背信行為までがあちこちで起きています。
私の記事を見ると気分が悪くなるという方から意見をもらうことがあります。もっと明るいことはないのでしょうか?未来に希望が持てることはないのですか?
ハッキリ答えます。ありません。確かに「おっ、これは期待が持てる。よくなるかもしれない。一歩進んだね」ということはありますが、それを見て、現実問題を直視しないのは、私は無責任だと思うのです。あくまで個人的意見ですが。
現実を直視すれば、解決すべき問題は山積みです。それは政治の問題かもしれないし、社会問題もかもしれないけれど、他人事ではなくまわりまわって我々一市民につけが回ってくるのではないでしょうか。
今を生きる大人として、未来を担うこどもたちやその先のこどもたちに、あなたは胸をはってバトンタッチをできるでしょうか。もしもできないと僅かにも思うなら、今一瞬一瞬が何かを変える正念場だと私は思います。
現実を直視しましょう、そこから全てが始まるはずです。
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