韓国・文在寅元大統領がいかにアホだったかがわかる、トランプ側近「衝撃の回顧録」

 

──回顧録には、文在寅がペンス副大統領に「金正恩は防御のために核が必要だと信じている」と述べたという内容があります。文在寅の発言はどう評価しますか。

「1950年6月(6・25戦争)以降、韓半島で起きた武力挑発の歴史を見てみましょう。全部北韓が起こしました。北朝鮮は(核だけでなく)ソウルを射程圏に入れている通常兵器システムを保有しています。

北朝鮮が防御だけを目的に核を持っているという(文大統領の)発言は話にならない。当時、私たちは文在寅政権に対して『(金大中政府の)太陽政策が戻ってきたようだ』と冗談を言うほどだった。文在寅のこうした(北への)信頼はアメリカのトランプ、そして当時日本の首相だった安倍晋三とは非常に違っていたので困っていました。アメリカ・韓国・日本の間に分裂が生じれば、それによって利益を得るのは北韓と中国だけだからです。」

──文在寅はなぜそのように評価したのでしょうか。

「文政権は米朝間で仲人の役割を果たそうとしました。金正恩には「トランプ氏はあなたと首脳会談をしたがっている」と述べ、トランプには「金正恩は本当にあなたとの首脳会談を通じて(非核化問題を)解決したがっている」と述べたはずです。双方が聞きたがっている話をしたわけです。

仲介者を自任する文在寅の動機は良かったです。一種の(外交的)突破口を見つけようと努力しました。しかし「(北朝鮮の意図について)楽観的すぎた。文在寅のこうした態度は、金正恩政権が一時政権を握っていた親北朝鮮・反米基調の極左(far-left)政府が再び発足するかもしれないという希望を持たせた。親北・反米の極左派は韓国の少数ですが、金正恩は彼らを見て希望を捨てていません。」

トランプは任期中に金正恩と3回会談をした。2018年6月にシンガポールで開かれた最初の会談が終わったあと、トランプは韓米合同演習を一方的に取り消すなど、金正恩にやや好意的な決定を下すなどをやった。しかし、その後、金正恩に対するトランプの不信感が高まり、結局、米朝首脳会談はいかなる成果にもつながらなかった。

──韓米合同軍事演習の中止は、金正恩にどんなシグナルを与えたのでしょうか。

「あまりにも大きなミスでした。私がもしその時も安保補佐官だったらトランプに立てついたでしょう。金正恩は韓米合同演習は挑発的だと主張しています。しかし、このトレーニングはまったく挑発的ではありません。船を沈没させ、航空機を撃墜し、ゲリラ奇襲を行い、大統領府(大統領室)を攻撃した敵国(敵国・北朝鮮)を防御する準備ができているかを確認する訓練に過ぎません」

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