「トランプ優勢」報道の裏で動くカネと思惑。大統領選の大接戦を米メディアが歓迎する理由とは?“マクドナルド奇行”の陰で

 

大統領選の情勢分析を難しくする米メディアの「カネと思惑」

自分はそういったところへ行って、ハリスの票を奪うというつもりなのかもしれませんが、とにかく効果という意味で疑問です。

これに限らず、最近のトランプに関しては奇行が目立っているようです。

例えば、ゴルファーのアーノルド・パーマーの出身地である、ペンシルベニア州のラトローブで集会を行った際には「パーマーは男の中の男だ。一緒に風呂に入った連中は下半身を見て驚嘆した」などという、意味不明の下ネタを延々と続けていたそうです。

また、これは昨年あたりからそうなのですが、集会での話が冗長なので、最後まで残る支持者は少ないとか、色々な問題が聞こえています。

選挙戦は佳境を迎えており、投開票までちょうど2週間となりました。とりあえず、世論調査はトランプ優勢の方向に傾いていますが、ハリスが決定的な失言をしたというようなことはありません。

やはりCMを売ることで巨額の売上をギリギリまで計上したいメディアによる「接戦という演出」がされていると考えるのが自然です。また世論調査に関しても、多くの人は正直には答えていないと思われ、アテにはなりません。

ハリス氏はハリス氏で、アドリブが下手とか、無理に保守票に手を突っ込もうとして発言が保守化しているなど、あまり安定していないようにも見えます。

ですが、最終的にはペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンの3州は本当に僅差の戦いとなっているようです。ギリギリまで見極めは難しい、今回の選挙については特にそう申し上げるしかありません。

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