なぜ闇バイト強盗事件は実行犯ばかりが捕まり「指示役」にたどり着くのが困難なのか?SNSの「ホワイト案件」にダマされる若者たち

 

闇バイトリクルーターが口にする「ウソ」の数々

様々なリクルーターと話をしてきてわかるのは、彼らは平気で嘘をついて応募者を騙してくることです。

私が調査電話をするたびに「捕まることはないのか?」と犯罪グループに尋ねますが、ほぼ全員が「うちでは事故なし(逮捕者なし)」といいます。そして「捕まるグループは詐欺のやり方が下手なだけ」といってきます。

なかには「万が一、逮捕されても、うちでは顧問弁護士をつけるので大丈夫」と罪には問われないような言い方をしてくるところもありました。闇バイトで募集された実行役は捕まる存在として犯行をさせており、犯罪グループが顧問弁護士をつけたなどという話は聞いたことがありませんので、これは真っ赤な嘘です。

リクルーターの言葉にはたくさんの嘘がありますが、社会経験が乏しく、詐欺などへの知識などがない人は見抜けずに篭絡されてしまいがちですので、気軽に、SNS上の高額報酬のバイト募集へ連絡を取ることは危険だということを知っておく必要があります――(この記事はメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』2024年10月28日号の一部抜粋です。続きは、ご登録の上お楽しみください、初月無料です)

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悪徳業者などへの潜入取材した数は100ヶ所以上。数々の現場経験と被害者への聞き取り取材から、詐欺・悪質商法に詳しいジャーナリストとして一線で活動し、多数のテレビ・ラジオに出演している。現在はヤフーニュースのオーサ・公式コメンテーターとして、コメントやニュース記事を執筆中。消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」(2017年~18年)の委員も務めた。雑誌「ダカーポ」にて、悪徳商法に誘われたらついていく連載を担当。それをまとめた著書「キャッチセールス潜入ルポ~ついていったらこうなった」(彩図社)はフジテレビで番組化され、ゴールデン枠の特番で第8弾まで放送された。新刊11月予定「信じてみたら、ダマされる。~元統一教会信者だから書けたマインドコントロールの手口」(清談社清談社Publico)

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