“SMAP再結成”の打算?アンダードッグ効果?NHKの真意は
ところで、読者の皆さんの中には、これまでNHKが『新しい地図』のメンバーを積極的にキャスティングしてきた理由について、不思議に思われている方もいらっしゃるかと思います。
草彅の『ブギウギ』、稲垣の『スカーレット』…もちろん所属事務所の精力的で熱心な売り込みが功を奏したのもありますが、私はこれを“アンダードッグ効果”なのでは…と解釈しているのです。
アンダードッグ効果とは、もともと人間が持っている、“弱い立場の人間を助けてあげたいと思う”心理現象の呼び方です。
その弱者が、人知れず他の人の何倍も努力して、苦労しているのを知ればなおさらのこと、助けたいという感情は強くなると言われています。
『SMAP』解散後、ジャニーズ事務所から飛び出した3人の不遇に手を差し伸べた、“弱者に寄り添うNHK”という形をアピールできたという意味では、視聴者からも数多くの賞賛の声が届いたことでしょう。
しかしその効果も、永遠に続くわけはなく…ということで決まった『ワルイコ~』の番組終了だと、私は考えます。
『FRIDAY』が書くように、中居さんの芸能界からの引退で、『SMAP』の復活が100%無くなった瞬間、その復活をあてに3人を厚遇してきたNHKが突き放した…という見立てとは、ちょっと違う解釈になりますが…。
ただ、3人でのレギュラー番組が終了したことで、個々には才能溢れる3人が、今後をどう展開していくのか…ターニングポイントに差し掛かったのは間違いない事実なのかもしれませんね…。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by: フジテレビ









