私が米国株の暴落を利用して「定期的な固定収入」を実現した方法。「資本主義の魔術×仕組み化」で資産が増え続ける当然の理由とは?

National,Harbor,,Md,,Usa-,February,24,,2024:,Donald,Trump,Speaks
 

トランプ米大統領の言動によって乱高下する世界の株式市場。パウエルFRB議長を「解任する意図はない」とのコメントが伝わり、足元のマーケットは落ち着きを取り戻しつつありますが、当面は神経質な相場動向が続きそうです。悲観的なニュースが流れ株価が急落する場面もあるかもしれません。ただ、このような状況は、私たち一般庶民が株式投資によって「定期的な固定収入」をつくる絶好のチャンスでもあります。本稿では、米国株をはじめ投資全般に精通し、自身も大きな資産を築き上げることに成功した作家の鈴木傾城さんが、(1)相場予測をやめる、(2)資本主義の魔術を理解する、(3)仕組み化を徹底する――ことによって、「働かなくても勝手に現金が振り込まれる環境をつくる」方法を解説します。(メルマガ『鈴木傾城の「フルインベスト」メルマガ編』2025/4/13号より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです

プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。

株価暴落とは、あなたに定期的な「固定収入」を約束するものである

株価が大きく下がる局面では、大半の投資家が不安に駆られる。ニュースでは「株式市場が混乱」「資産が急減」など、ネガティブな見出しが並ぶ。

だが、こうした時期は配当を好む長期投資家にとっては絶好の「狩り場」である。市場の暴落は多くの人にとっては苦痛かもしれないが、配当中心で投資を組み立てている長期投資家は、むしろ小躍りするくらいうれしいことなのだ。

配当利回りは、株価に対する配当金の比率で計算される。たとえば、1株1000円の銘柄が年間40円の配当を出していれば、配当利回りは4%である。だが、その株価が800円に下がったとすれば、同じ配当金でも利回りは5%に上昇する。1株500になれば配当利回りは8%だ。

つまり、株価が下がれば下がるほど、より多くの配当(分け前)がもらえる。

この視点は、キャピタルゲイン(売却益)を狙う投資家とは逆だ。売却益目的なら株価下落は損失のリスクを意味するが、配当狙いの投資家にとっては、利回りが高まるチャンスになるのだ。

もちろん、どの高配当銘柄でもいいわけではない。重要なのは、利益を安定的に出し、配当を継続している「優良企業」や「高配当ETF」や「増配ETF」である。これらの企業の株価が下がっているのであれば、食いつかない理由がない。

たしかに、株価が下落している局面は、感情的には手を引きたくなる。だが、「株価下落は危機」という見方は短期的な思考にすぎず、長期の視点からはむしろ資産形成のチャンスなのだ。

働く量を減らしたい、何もしたくない、退職したい、FIREしたい、好きなことだけをして生きてたい……。そう考えているなら、定期的な「固定収入」があったほうがいいに決まっている。配当は、まさにそのためにある。

下落時は、その配当率が上げられる。

これを逃すのは、「もったいない」としか言いようがない。(次ページに続く)

【関連】「貯金100万円くらいの人」が知らない「一攫千金」の正しい狙い方。孤独と自制と勇気を胸にカネで人生を取り戻す

print
いま読まれてます

  • 私が米国株の暴落を利用して「定期的な固定収入」を実現した方法。「資本主義の魔術×仕組み化」で資産が増え続ける当然の理由とは?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け