たつき諒氏の予言漫画『私が見た未来』が警告する大災害。なぜ2025年7月5日が“不安視”されるのか?

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2025年7月5日、日本は地震と津波で「沈没」する? そんな衝撃的な噂がネット上を駆け巡っています。漫画家のたつき諒氏が描いた漫画が発端となったこの噂は「陰謀論」も飛び交う大注目の的になっています。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では国際政治経済学者の浜田和幸さんが、騒動の背景と真相を読み解いています。

7月5日、マリアナ海溝の地震と津波で日本沈没?ネットで広がるウワサの真相

ぶっちゃけ、ネットで話題の7月5日が近づくにつれ、日本を訪れる予定だった外国人観光客も6月末から7月初めにかけては予約のキャンセルに走っているようです。

事の発端は漫画家の「たつき諒」が描いた『私が見た未来』と題する夢日記に他なりません。

1999年に出版された漫画ですが、彼女の未来予測は東日本大震災やコロナウイルスの蔓延を言い当てたとの評判を得ています。

そのため、海外のメディアが大きく報道するようになりました。

その影響でしょうが、韓国、台湾、香港からの訪日観光客が急減しています。

特に、6月末から7月初旬にかけては飛行機やホテルの予約が80%以上もキャンセルになっているとのこと。

何しろ、彼女の漫画は半端ない愛読者数を誇っています。

NHKの調べでは「彼女の予言がユーチューブ上で1400本以上の動画で流されており、その再生回数は1億回を超えている」とのこと。

増刷の続く彼女の漫画の売り上げも急増中で既に100万部を突破。

彼女自身も驚いているようで、「自然災害への備えを喚起することになっているようで嬉しい限りですが、不必要に恐れることはありません。パニックにならないように、専門家の意見も聞いて下さい」と低姿勢を見せています。

とはいえ、2021年の改訂版では「2025年7月5日、マリアナ海溝で発生する巨大地震が大津波を引き起こし、その規模は2011年の東北震災の3倍に達する」と具体的に言及しており、不安感を高めていることは間違いありません。

しかも、こうした大規模な自然災害への関心が高まる状況を逆手に取って、人工的な「津波兵器」の使用を目論むような動きも見られるので要注意です。

第二次世界大戦末期に米軍はニュージーランドの沖合で日本をターゲットにする「津波兵器」の実験を重ねていました。

最終的には広島と長崎への原爆投下で日本の降伏を勝ち取ったわけですが、ぎりぎりまで地震と津波で日本人の戦意を挫く可能性を模索していたものです。

実は、トランプ政権では「中国を最大の脅威」と見なしており、その脅威を取り除くために「自然現象」の体裁を取りながら、中国の海浜部と港湾部を破壊する研究も進んでいるといわれています。

たつきの漫画では「7月5日の早朝、フィリピン近海で海水の大転換が発生し、日本の太平洋岸は巨大な津波に飲み込まれる」と予言されているわけです。

しかし、米国の軍事専門家の間では「フィリピン近海のマリアナ海溝で人工的な地震を発生させ、中国の太平洋岸を津波で飲み込ませる」という検討も進んでいるとの指摘もあります。

ぶっちゃけ、来る7月5日まで残された時間はわずかですが、沈没するのは日本なのか、それとも中国なのか、はたまた何も起こらないのか、アメリカの狙いが気になるところです。

【関連】地質学者が懸念する「令和関東大震災」と日本沈没の可能性。首都直下地震は近いのか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 浜田かずゆき 【月額】 ¥550/月(税込) 【発行周期】 毎月 第1〜第4金曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

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