ブラック職場に耐えるのは「女子児童好き」のロリコン教師ばかりという現実
では、教員志願者を増やすにはどうすればいいでしょうか?具体的には、
「保護者対応は教育委員会のCS(カスタマーサービス)に一本化する」
「行事やプール指導、部活などの周辺業務をどんどんカットする」
などが考えられます。つまり、教員という職業のブラック性を徹底的に見直すということです。
ブラックのままでは、どうしても志願者は減ります。その分、危険人物予備軍が入ってくる可能性がアップするのです。
恐らく、自分のターゲット年齢の女子児童・生徒と「一緒にいられる」ことに大きな価値を見出す、歪んだ性的動機をもった連中からすれば、その目的を達するためには、多少のブラック性など全く苦にならないという状況があるのだと思います。
何度でも申し上げますが、ブラックな職場環境によって教員の採用倍率が下がることは、悪質な連中の思うツボなのです。
決定的な対策としては、教員の待遇改善がやはり必要です。給与を含めた待遇や職場環境を徹底的に改善するのです。そのようにして、志願者を何倍にも増やすことで、危ない人物が採用される可能性を限りなく下げる、これを地道にやるしかありません。
※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2025年7月1日号「教員の盗撮コミュニティという衝撃、対策は入口から」の抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。今週のメインコンテンツ「アメリカ社会、変化の本質を考える」や人気連載「フラッシュバック80」、読者Q&Aコーナー(アメリカ保守の環境観)もすぐに読めます。
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