お客様も人間関係においても“直接的な指摘”に対して、どうしても抵抗を感じてしまう。
人は誰でも「自分が間違っている」と言われたくないもの。
たとえ事実であっても、受け入れにくい。
プライドを傷つけられれば、反射的に反発してしまう。
しかし、AIやインターネットを介せば、指摘は「あなたと私」という二者関係から外れ、第三者の情報になる。この構図の変化こそがポイントなのだ。
・営業とお客様
・会社の仲間
・上司と部下
・親と子
・夫婦の関係
などなど、あらゆる場面で応用できる。
例えば子供が「宿題なんてやらなくても大丈夫。先生は怒らないし」と言ったとする。確かに今は先生も安易に怒れない時代なのだが。
そんな時に「そういう問題じゃない。宿題は自分ためにもやらなければならない」と言いたくなるだろう。
しかし、これでは子供は納得しない。
そうではなく、スマホを見せながら「ネットの情報だと“勉強した人ほど将来の選択肢が広がる”というデータがあるよ」と言ったらどうだろう?
今の子供たちは生まれた時からネットの情報に頼っている。「なるほど、そうなんだ」と受け止めやすい。
人間の感情に左右されにくい分、ネットやAIの言葉は“冷静な事実”として届きやすいのだ。
最近の研修では「AIを第三者として活用する」トーク術を紹介している。
受講者からは「これなら強引にならずに話せる」「相手の反発が減った」というフィードバックを頂いている。
AIの進化は営業現場に脅威をもたらす面もある。逆に使い方によっては味方にすることもできる。
AIを利用してお客様から重要なことを聞き出す。人間関係において良好する。どちらもこれから必須のスキルになる。
【今日の課題】
- 言いにくいことはAIに言わせるトークを考える
- 人間関係でも応用してみる
この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ
菊原智明さんの新刊

菊原智明・著 宝島社 1,650円(税込)2025年10月16日発売!
「頑張っているのに報われない」
「この仕事に向いていないのかもしれない」
そんな悩みを抱えていませんか?
実はその悩みを解決するヒントは、“ネコ”が知っています。
追いかけない。媚びない。いつも自然体。
ネコのしなやかな生き方をヒントにすれば、仕事も人間関係も驚くほどラクに、スムーズに動き出します。
本書では、読んだその日から試せる「ネコ流・自然体の働き方」を53個紹介。
愛らしいネコの写真とともに、身も心も軽くなる実践法が詰まっています。
今の働き方に疲れている人も、結果を出したい人も、ただネコが好きな人も。
手元に置いて、何度も開きたくなる一冊です。
養老孟司氏も推薦! 可愛い猫写真も満載!
image by: Shutterstock.com









