経営陣こそ自らコードを書くべき理由
CEOであるSatya自身が、AIを使ってコードを書いていること自体が、今の時代の凄さを表しています。私がUIEvolutionのCEOだった時には、集中力が必要なコーディングなど不可能でしたが、今の開発環境があれば、十分に可能に思えます。
この件には色々な意味が含まれていますが、やはり、テック企業のCEOはエンジニアでなければならないとつくづく思います。ソフトウェアの開発環境は、「コードが書けるAI」の誕生により、単に革新的なだけでなく、破壊的な変化を遂げようとしていますが、その意味を経営陣が心の底から理解することは何よりも大切であり、それに至る唯一の道は、自らAIを使ってコードを書くことです。
自らが生産性が爆上がりしていることを体験して初めて、従業員全員に向かって、これからの働き方についての適切な指示が出来るのです。
Satyaによると、Microsoftは既に、すべての従業員に対して、AIを無尽蔵に使う権利を与えており、全員に対して、それを最大限活用した働き方を期待していると語っていました。
当然ですが、人によってAIを使った生産性の向上はまちまちですが、2割の人が10倍の生産性を上げてくれれば、彼らだけで会社として2倍の生産性の向上ができます。生産性を上げられない人の処遇については触れませんでしたが、当然、彼らはレイオフの対象となり、最終的には、より少ない人数で高い成長率を持つ会社に生まれ変わることが可能です。
労働時間の概念が変わる未来
ここでフと思ったことを質問してみましたところ、期待した通りの答えが返って来ました。
私:もし、朝夕30分ずつ「コードが書けるAI」と対話して、後は遊んでいても、会社に対して大きな価値を提供できればそれで構わないってこと? Satya:そういうことになる。
元々、ソフトウェア業界には、「週40時間」という働き方に意味がないと言われて来ました。週30時間しか働かないけれども、毎日残業するエンジニアよりも生産性の高いエンジニアが評価される業界だからです。
「コードが書けるAI」の誕生により、「ソフトウェア・エンジニアとして働く」ことの意味が大きく変わりつつあるのです。具体的には、
朝:複数のAIエージェントに対して、コーディングの指示を出す 昼間は別の仕事をしたり、遊んだり、ボランティア活動をする 夕方:AIエージェントたちがした仕事をチェックし、使えるものだけ採用する。
のような働き方です。実際には、AIエージェントは夜も働いてくれるので、24時間複数のエージェントたちを2交代制で働かせることが十分に可能です。
私自身も、メルマガを書く時間やゴルフをしたり家族と過ごす時間の合間にコーディングをする時間を見つけるのに苦労していますが、もし、こんな風にバックグラウンドでAIエージェントにコーディングをさせることができれば、高い生産性を維持したまま、人生を楽しむことが可能になります。








