「東京のマンション1億円超え」異常な高騰の中、首都直下型地震70%確率の現実に背を向ける愚者たち

 

1億円超えの東京マンション、誰が買うのか?

つまり、あたしにはこれ以上の節約方法がない!‥‥ということになります。それなのに、嗚呼それなのに、それなのに‥‥というわけで、東京のマンションはバカみたいに高騰し続けてます。

不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」が2026年1月に発表した「東京都内の中古マンション・中古一戸建ての価格動向レポート」によると、東京23区のファミリー向き中古マンションの平均価格が初めて1億円を超えて「1億1766万円」となり、過去最高を更新したのです。東京都内の中古マンションは22カ月連続で上昇していて、この「1億1766万円」という平均価格は、前年同月比154.0%とのこと。つまり、この1年で平均4000万円以上も値上がりしたわけです。

ま、これはファミリー向きなので、3LDKとかの広いマンションだけのデータです。ワンルームや1DKなどのシングル向き中古マンションなら、東京都内でもサスガに1億円なんてしません。で、同じ東京23区のシングル向き中古マンションを見てみると平均価格が「6828万円」、こちらは13カ月連続の上昇で、前年同月比143.9%!こっちも負けてはいませんでした。

で、東京で生まれ育ったあたしとしては「こんなの誰が買うの?」ってことですが、それでも買う人がいるから売る会社があるのでしょう。だけど、普通に考えて、ワンルームの中古マンションに6000万円も払うなら、東京から離されたとこに新築の一戸建てを買ったほうがぜんぜんいいじゃん!‥‥て思うのはあたしだけでしょうか?

70%確率の首都直下型地震をスルーする愚

あたしは、父さんが5代東京、母さんが3代東京という生粋の東京っ子なので、東京以外に住むのは「都落ち」みたいで悔しいです。でも、そう思ってたのは数年前までで、今は考えが変わりました。何故なら、マグニチュード7クラスの首都直下型地震が今後30年以内に発生する確率が「70%」だと内閣府の研究チームが発表したからです。

今年3月にアップデートされた首都直下型地震の内閣府の被害想定によると、死者が約23,000人、負傷者が約123,000人、建物倒壊数が約610,000棟、建物焼失数が約170,000棟、経済的被害が約95兆円と試算されました。しかし、これはあくまでも首都直下型地震が単発で発生した場合の被害想定なのです。同じくらいの確率で発生すると予測されている南海トラフ地震が連動したり、富士山の噴火が連動したり、さらには欠陥原発の爆発事故が発生したりすれば、東京の被害は何倍にも膨れ上がります。

特に今の東京は、こうした首都直下型地震の発生確率など完全に見て見ぬふりをしたかのように、高層ビルやタワーマンションが建設され続けています。昨年の11月26日に発生した香港北部のタワーマンションの火災では、下から燃え上がってくる炎から逃げることができなかった住民が168人も犠牲になりました。それなのに、1億円以上も払って東京に中古のタワーマンションを買う人って、過去から何も学んでいないのでしょうか?

朝、起きた時は晴れてたとしても、その日の降水確率が「70%」だったら、たいていの人は折り畳み傘をバッグに入れて仕事に行きますよね?それなのに、何で発生確率が「70%」の首都直下型地震のことはスルーできるのでしょうか?あたしには理解できません。百歩ゆずって、投資目的で東京にマンションを買うならともかく、自分が住むために買うなんて信じられません。そして、仮に投資目的だったとしても、首都直下型地震で倒壊したり燃えたりしたら、多額の借金だけが残るのです。

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