家賃400万円でも高利益率を実現した「貸切飲食店」モデルの全貌を飲食のプロが公開

 

■地方モデル

I)元々の業態

次は地方のご支援先。キャパは50坪で70席程。ここで地方の強みの家賃の低さ。月間40万円。そのため、400万円でも売れば十分に利益を確保できるのですが、平日に埋まらない課題がありました。

土日祝はしっかりと収益が上がる。しかしそれを平日で吐き出す。施策をやっても回転率も悪いので結局伸ばしきれない。このような課題がありました。

ii)立地の強み

とはいえ、主要駅には徒歩5分程でいくことができますし、駐車場も近隣パーキングを含めるとしっかり必要数を確保。ならば伸び辛い平日の通常営業を伸ばすのではなく、貸切を伸ばすのはどうかとなりました。

iii)集客の特徴

繁華街型と大きく異なる販促手法。それはエリアが広いという事です。

広告エリアとしては市全域。もちろん問い合わせ率は悪化するのですが、その分CPCは安いのでそれをやっても成り立つ側面がありました。

また、「貸切」系だけのキーワードだと表示回数を伸ばしきれないので、「宴会」「パーティー」は毎月型として、季節型としては「忘年会」「新年会」「謝恩会」「歓送迎会」「内定式」など用途系に特化させました。

iv)ソフト面

これは都心も郊外も一緒ですね。パーティーに必要なものは設備としておきたいですね。ただこれがメインにならないので、内装面(壁やバーカウンター)などは作らず、音響やプロジェクターなどだけ準備です。

V)収益目標

1件単価は少し下がって15万円程です。単価5,000円の参加人数30名。

その為、月間で10-15件でもご予約を頂戴できると通常営業も併用なので売上の安定感が増します。

ただ既存店があるので専門店ほどに原価率を下げるのは難しく、喫食量が少ない分くらいの低減となり25%程になります。

反面、人件費は通常範囲内で回すことができるので効率的ではあります。その分が通常営業よりも収益性が高まるので、こちらのご支援先でも通常月で営業利益率15%。

3.4.11.12月には25%を超えるモデルになってきました。

■まとめ

入り口は確かにカフェやイタリアンでしたが、大切なのは「お客様のお困り事をどう解決するか?」の視点です。

こちらはカフェ・イタリアンの拡張ではそれの難しさがありましたが、貸切の価値を付加すると問題解決が大きく進み、結果収益の改善に。

多面的に事業モデルを考える大切さを感じますね。

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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