これ、誰がどう見ても「音声データを聴いてないことにするための方便」として、該当記事が有料会員向けだったことを利用しただけじゃないですか? そして、野党から総攻撃を食らった高市首相は、この日の夜に音声データを聴くと約束しましたが、翌5日には「私と話す時よりもかなり高い声でハキハキとしゃべっていたので違和感があった。秘書本人かどうか判断するのは難しい」と白々しい答弁をしたのです。
すでに木下氏のふだんの会話の映像はネット上に流れており、それと文春の音声データを聴き比べると、声の高さも独特の訛りも瓜二つで、誰が聴いても同一人物であることは明白です。それなのに、この期に及んでも悪あがきを続ける高市首相。この呆れ返る答弁を受けて、当然のことながら野党からは、以前から出ていた木下剛志氏の国会への参考人招致の声が高まりました。
6月5日の参議院予算委員会では、これまで通り、文春の一連の報道をすべて「私の知る事実とはまったく違う」と否定し続ける高市首相に対して、立憲民主党の岸真紀子議員からは「第三者を入れて調査をしたらどうか」、塩村あやか議員からは「事実と違うのであれば弁護士を立てて抗議するなり訴えるなりすべき」との指摘がありました。
すると高市首相は「私は過去に(虚偽報道をした)週刊誌を訴えたこともある。しかし裁判に勝ったところで名誉は回復されず時間と労力の無駄だった」と述べた上で「私は国家を背負って仕事をしている。こんなことに時間を使っている暇などない」と一喝したのです。その瞬間、自民党席から拍手が巻き起こりました。何だかな~って感じですが、これが今の自民党の末期的な風景なのです。
目障りな野党議員をドナルド・トランプ並みの力技で押し出した高市首相に、ここからはホッとひと息つけるサービスタイムです。今回が初めての代表質問という自民党の生稲晃子議員は、まずは中東情勢やナフサの問題など当たり障りのないところからスタートしました。
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