「悪への想像力」が欠けた社会で、なぜ政治は劣化していくのか?辛口評論家が考えたこと

 

それから25年、残念ながら「政治は音を立てて」悪い方に変わっている。

その前年に私は東工大の新入生歓迎オリエンテーションで講演したことに触れながら、『青春を奪った統一教会』青春を返せ裁判(東京)原告団・弁護団編著(緑風出版)の書評を『週刊宝石』(光文社)でしている。

神体験で文鮮明のロボットになった人たちは、たとえば「人を殺せ」という指示があったらどうするのかという問いにこう答える。

「文鮮明の指示だから、地上天国実現のためとか、原理的な意義とか位置づけをされたら、自分の葛藤はあったとしても、それを押し殺してやっていたと思います」

文鮮明はメシアなのだから人を殺せと言うはずはないと思わないのかとの問いには、

「むしろ、地上天国実現のためであるならば、それに反対するものは、イコール、サタンですから、そういうことはあり得るんじゃないかと思います」

という答えが返ってきて、その指示で殺されるサタンの人の立場はどうなるのかと突っ込むと、

「結局、地上天国実現のために、メシアの行く手を阻むようなことであったならば、生きているよりも霊界に送り届けたほうがその人の救いになるというような教えですから」

と唖然とする信仰理論になる。

その本の中で中曽根康弘をはじめとする「勝共推薦議員」が挙げられているが、統一教会と一心同体の現議員は麻生太郎、高市早苗、萩生田光一、玉木雄一郎らであり、つまり徹底して悪い奴である。

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