まもなくやってくる梅雨。この時期に体内にこもる熱や湿気対策として「そうめん」をオススメするのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者、のぶ先生です。酸味を足して減退気味の食欲を刺激し、ゴーヤチャンプルーを添えて回復力を高めるなど、ジメジメした季節を乗り越えるための工夫を教えてくれます。
気分を転換する食材選び
【初夏から梅雨は「そうめん」】
蒸し暑さと、ジメジメしたうすら寒さが、交互に訪れる初夏から梅雨。雨降りが多いと、湿気でいつも体は足元や腰から冷えやすくなりますが、気温が高いと、息苦しくなるような蒸し暑さ。
体内にこもる「梅雨の湿気」に備えるには、「小麦食材」がおすすめです。体内の熱を取り除きながら、水分代謝を高める「小麦」は、この時期「そうめん」で食べるのが重宝です。
【食欲不振は、酸味の活用】
カラダの冷えを感じながら、食欲が高まらないときは、梅肉をつぶして、刻んだシソの葉を、そうめんの薬味として用いるとよいです。蒸し暑い日には、「冷やし中華風」に「そうめん」の上に、キュウリやレタスなどの夏野菜をトッピングして、梅肉やシソやお酢を使ったドレッシングをかけて食べると、暑気払いになります。
【疲労回復には、「沖縄の味覚」】
沖縄の人が食べる「ゴーヤチャンプルー」などは、そうめんに添えて食べるとよい食材です。
- ゴーヤは体の熱を取り除きながら、肌を丈夫にして、疲労回復を促します。
- 豆腐は体のほてりを取り除き、胃腸の働きを整えながら、滋養する効果があります。
- 豚肉は体熱をこもらせることなく、夏場に必要な栄養補給がかないます。
- そうめんダレに、すりごまや練りごまを加えると、免疫力、抵抗力、回復力を高める効果があります。
気持ちが落ち込み食欲のない時には、無理に食べる必要はありませんが、口当たりよく食欲をわかせる工夫をしながら、食あたりにも注意して、おいしい献立を編み出しながら食べていきましょう。
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