8坪から年商10億へ。キャバ嬢ドレス販売「sugar」の異常な成長率

2015.06.19
by レモン
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女社長の交友録

弊誌メルマガ『まぐWoman』の連載企画でおなじみの、幅広い交友関係を持つアパレル会社社長・藤島彩子社長が、いまをときめく働く女性に直撃インタビュー!親しい間柄だからこそ引き出せる、美しきカリスマたちの素顔をお届けします☆

起業のスタートはネットオークション

藤島社長(以下、藤) 同業の友達とよく「どこの洋服屋が売れてるか」って話をするんですけど、そのときによくsugarさんのお名前を聞いていて。しかも女社長だし、すごく若いっていうじゃないですか。気になってフェイスブックをのぞいてみたら、清楚でキレイな方だったのでますます会いたいと思ってしまって。で、そのままフェイスブックで友達申請させてもらったんです(笑)。

清水社長(以下、清) 突然のメッセージが始まりでしたね(笑)。私はももえり(桃華絵里)ちゃんのブログで藤島社長のことを知っていたんですよ。まさかメッセージいただけると思っていなかったので、すごく嬉しくて。というか、私のほうが藤島社長にお会いしたかったんですよ。

 名前も同じ「彩子」ですしね(笑)。さっき聞いてもっとびっくりしたんですけど、この若さで年商10億って本当にすごい! 早速なんですけど、会社を作ろうと思ったきっかけを聞いてもいいですか?

 携帯のネットオークションです。起業する前は実家が経営するコンビニを手伝っていたんですよ。でも時給があまりよくないから、新しい服が欲しくなるとネットオークションでいらない服を売ってリサイクルしてたんです。そんなときに、自分が売ったものが買ったときの値段よりものすごく高く売れてしまって

 え、何を売ったんですか?

 当時流行っていたアルマーニ・エンポリオさんのTシャツです。8,000円で買ったものなのに25,000円で売れたんですよ。私が使い古したものなのに!!  それとキャバクラを手伝ったときのドレスもオークションに出したら、それも買値の2倍で売れちゃって。普通だったら40~50%いけばいいのに。ましてや、リサイクル品が3倍の値段で売れるなんてありえないですよね。そこに味をしめて、同じようなTシャツを買ってきてはオークションに出品するようになったんです。

 私もやりたい(笑)。本当、洋服屋が長いから洋服だらけなんですよ。1回も着てないものも超いっぱいあるし。

 私もいっぱいあります(笑)。でもいまはもう売れない時代になっちゃったんですよ。当時はまだzozotownもないし、通販をしているブランドさんがほぼなくて。だから、地方の人も雑誌を見てはみんなこぞって東京まで遠征していたわけです。でも、お店に行ったところで狙った商品を必ず買えるという保証もないし。だったら元値より高くなっても、競り落とせば確実に買えるオークションを利用した方がいいという風潮になっていたんでしょうね。

 ネットビジネスの先駆けですね! それでどのくらい稼いだの?

images-0010_ 1年ちょっとくらいで3~400万円くらい貯まりました。そのうちに気になったのが、「なんでドレスは雑誌に出てないのに売れるのかな?」ということ。そうして考えるうちに、ドレスを売る店舗が圧倒的に少ないということに気付いたんです。

 私もちょうどその頃LAでドレスを買い付けて日本で売る仕事をしてたんですけど、ある時期から「みんなネットで買うから」と言って、卸先である実店舗がどんどん縮小してなくなってしまって。きっと時代の境目だったんでしょうね。お話聞いてびっくりしましたもん。ネットでそんなに売り上げが作れるんだって。

 そこの境目にビジネスチャンスが生まれたわけですね。加えて言えば、新潟で成功できたのもインターネットがあったからですし。よく「なんで新潟?」って聞かれたり「東京に住んじゃえば?」とも言われるんですけど、新潟だからこそうまくいくことが、いまの時代にはあると思うんです。場所を気にせず地方から発信して、世界に通用する会社になれたらいいなというのがいまの目標のひとつでもあるんですよね。

 なるほど。でもオークションをやってた当時はパソコンじゃなくて、ガラケーでしょ?

 はい。それだけでやってました。

 やっぱ売り方も上手だったんでしょうね!

>>次ページ なぜ店舗を持つようになったのか?

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