さよなら、PHS。来年に受付終了で、停波へのカウントダウン始まる

 

今後、気になってくるのが、いつPHSが停波されていくかという点だ。音声端末に関しては、スマホや通話に特化したVoLTE対応端末がワイモバイルから発売されることもあり、さほど心配する必要は無いだろう。通信モジュール関連も、ここ最近は低消費電力な技術も相次いで登場していることから、乗り換えの目処も立ちつつあるのかもしれない。

ソフトバンクとしては、早いタイミングでPHSを停波する可能性もありそうだ。ただ、PHSを停波するとなると、1.9GHz帯を使わなくなってしまうことになる。電波を国に返すという選択肢もあるが、ソフトバンクとしては、新たに活用方法を探っていてもおかしくない

そんななか、不穏な動きが見えるのがXGPフォーラムだ。XGPフォーラムでは、アンライセンスバンドでLTEを提供する「MulteFireに前のめりで参加している。世界的には5GHz帯でLTEを提供しようという流れだが、業界関係者は「1.9GHz帯がアンライセンスなのかという定義はよく考える必要があるが、ソフトバンクとしてはPHSを停波したあとにMulteFireを導入すると考えてもおかしくはない」と指摘する。

PHSで使っていた周波数帯をMulteFireとして再利用できるようになれば、相当な周波数帯を稼げることになるし、新たなビジネスチャンスも広がる

ウィルコムが経営に失敗し、ソフトバンクが救済したときは、かなり安い値段で買い叩いた感があったが、基地局やTD-LTE、さらには1.9GHz帯の周波数など、今から思えば、相当お買い得な買い物であったことは間違いないようだ。

image by: Wikimedia Commons

 

『石川温の「スマホ業界新聞」』

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日経トレンディ編集記者として、ケータイやホテル、クルマ、ヒット商品を取材。2003年に独立後、ケータイ業界を中心に執筆活動を行う。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。日進月歩のケータイの世界だが、このメルマガ一誌に情報はすべて入っている。

 

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