サラリーマンなら知っておくべき、病気で会社を休んだ時の傷病手当金

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内臓疾患や怪我だけでなく、精神疾患で休職や退職に追い込まれる人も多い昨今、民間の保険会社も「給与サポート保険」などを売り出していますが、厚生年金に加入しているサラリーマンや公務員が病気や怪我をしたら、どれくらいの補償が受けられるのでしょうか。無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』の著者で年金アドバイザーのhirokiさんが、うつ病で退職した事例をあげながら、わかりやすく解説してくださっています。

病気や怪我で働くのが困難になった時に強力な支えとなる障害年金や傷病手当金

働いている時にもし、何らかの怪我や病気で働けなくなったらどうしようという不安は誰しも持つと思います。ただ、昔からかもしれませんが、仕事を休むっていうのはなかなかやり辛いですよね。会社の人は快く思う人はそうは居ないかもしれないし、休めたとしても自分自身を責めてしまう。休んで申し訳ないって思ってしまう。

特に現代は精神疾患で休む人が急増しました。まあ、デフレは続くわ、労働時間は際限なく長くなるわ、成果第一主義みたいに時代が変わっていったせいでもあるのでしょう。特に、精神疾患に対しては周りの理解を得るというのはどうしても偏見があり、とても難しい事です。

僕も病気をこじらせまくった末に休職というものを経験した事があります。医師の説得により、休むという決断をして、会社に相談し所定の手続きをするだけでも相当なパワーが要りました。幸い、周りの理解のおかげでだいぶ救われましたが、休職に入ってからもどことなく休む事に対して申し訳なさというのは付きまとってしまうからですね(^^;;

というわけで、今回は休職した場合のお金の問題について!

サラリーマンや公務員の間に業務外の傷病で休職すると、健康保険または共済組合から傷病手当金という給付がされます(国民健康保険には無い)。もちろん勝手に支給されるわけじゃなくて申請が必要ですよ(笑)。普通は会社が手続きしてくれます。業務上や通勤途中の傷病は労災保険から休業補償給付というのでカバーされる。業務上の傷病に健康保険を使ったらいけない。

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