見づらいメニューやPOP…なぜしっくりこないものが多いのか

 

例えば、お客様に分かりやすいようにポップを作ってもらいたいのであれば、「とにかくわかりやすく」ではなくて……「小学3年生の子供達がパッと見ても商品を理解できるもの」とか「65歳以上の高齢者の方が見やすいように大きな文字にして」とか、具体的に誰が見て」というところから入り指示を出します。

誰が見て……という基準1つ明確に持っておくだけで、制作する側は「あぁ、なるほどな」と、その立場にたち分かりやすさを理解することができるので、制作物の分かりやすさは数段、高まります。

また、指示を出した側の意図を十分に汲みとれれば、不要な装飾やデザインが省かれるので、自己満足的なものはなくなります。

これが、分かりやすい媒体作るコツです。

「とにかく誰が見ても分かりやすい」というような指示ばかりしてくる人には、「たとえば具体的誰にとってわかりやすいのか?」と尋ねてみることです。

あるいは「誰が見ても」ということは、どの年代でどういう職業で、性別は? と、条件明確伝えて尋ねてみることです。

最初のスタート部分を曖昧なまま仕事を進めていってしまうと、無駄作業が続き、伝わらない自己満足な制作物が出来上がります。

ということで、分かりやすさ、とはどのような基準を持って分かりやすさというのか。これを明確にしておくだけで制作物は意味のあるものに大きく変わります。

自分はいつも分かりやすい指示を出せているか? 抽象的な指示を出されたとき、どう対応しているか? 今一度、確認してみましょう。

それらを踏まえ、社内で「分かりやすさ」の基準1つ1つ明確にしてみましょう。これまでの無駄に気がつき、改善しなくてはならいない点が見つかるでしょう。

今日のまとめ

媒体は「分かりやすいかどうか」で決まる
・自社の販促物や情報媒体を並べてみる。
・並べだしたものをみんなで「もっと分かりやすくするには?」という観点から話し合う。
・話し合ったことを基に「分かりやすさ」の基準を創る。
・基準に従い、改善するものは改善し、新たに制作する場合は基準に沿って制作する。

image by: Shutterstock

 

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