【書評】なぜ知識や知性だけにこだわるとプレゼンは失敗するのか

 

では、プレゼンテーションについて考察してみましょう。データなどが多く盛り込まれているような知識や知恵などの「だけに焦点を当てた論理的で理路整然としたプレゼンテーションを聴いたとしたら、どのように感じるでしょうか。

感じ方は人それぞれとは思いますが、知的で説得力があるかもしれませんが、すこし冷たい感じを受ける人もいるかもしれませんね。この知識や知恵などに、自分の感情を交えたり、自分の意志や意欲を伝えるなど、「」をプレゼンテーションに加えることにより、人間味がプラスされ暖かい感じがするように思います。

とは言うものの、もし「だけのプレゼンだとしたらどうでしょうか。人間味はあるけど、データや数値などの「知」の部分がないために、相手に対する説得力に欠けてしまうように思います。

時流としては、論理的思考に重きが置かれる傾向にあるように思いますし、それによって、知識や知恵などといった「知」の部分が重視されているように感じます。

しかし、物事を考えることにしても、相手に何かを提案するにしても、「知」の部分だけに焦点を当てるのではなく、感情や感性、情緒、感動などの「情」の部分と、意志や意欲、意地などの「意」の部分を合わせるなど、今後は、「知・情・意の3つをバランスよく磨いていくことが大切ではないでしょうか。

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【著者】 いしまるとものぶ 【発行周期】 週刊

 
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