中国は今、トランプ大統領から仕掛けられた米中貿易戦争でてんやわんやしています。習近平も、少しでも弱腰を見せれば国内の反習近平派に逆襲され政治生命にもかかわるため、最後までアメリカに抵抗するでしょう。
しかし、中国は面とむかってアメリカとは戦えないジレンマがあるだけに、そのフラストレーションは台湾いじめに向けるしかありません。おかげで、中国の台湾いじめはどんどん加速する一方です。
しかし、アメリカはアジア情勢の均衡を保つため、台湾と断交したラテンアメリカ諸国に対して、大使を召還するなどの措置を取りました。米中貿易戦争は、確かに米中だけでなく世界経済への打撃も大きくなっています。ただ、私はこのトランプ大統領の破壊行為が、国際秩序の「破壊的建設」になるのではないかと睨んでいます。
従来の国際秩序を一度破壊して、新たな世界を作り上げるための転換期だとも考えられるのではないでしょうか。
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※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年9月25日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込648円)。
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