いじめ撲滅に本気で乗り出した文科省と、教育現場の呆れる本音

 

いじめによる自殺者数についても

  • いじめが原因の自殺が(わずか)10人。この数字がひとり歩きしてほしくない
  • 重大事態の発生件数が474件と過去最多であるが、いじめ自殺が10件との関係は?
  • 自殺した児童生徒数が、文科省の数値(250人)と警察庁の数値(341人)とで、91人も異なっている
  • 児童生徒の自殺250人のうち、140人が原因不明とはどういうことなのか

と、調査の不備が指摘されるなど、私たち保護者も納得できる意見が聞かれました。文科省の担当官からは、

  • 自殺者数は警察の数値が正確だと思う。家庭から学校には(自殺であると)必ずしも伝わらない
  • 病気で亡くなったと説明を受けることもある
  • 通信制の高校生の場合、保護者から学校を辞めるとの連絡があれば、それに対応するだけなので、(生徒が亡くなった、自殺だった等)把握できない
  • 自殺直後はいじめが原因だとは分からない
  • 遺書が残っていないので自殺原因を特定できない

等の回答がなされ、学校からの報告のみが調査の対象になっていることが不備の理由であり、文科省としても問題として認識しているとのニュアンスを含んでおりましたが、委員の中からも、「子供の死因の1位は自殺なんですよ」と子供の自殺についてもう一歩踏み込んだ調査を要求する声が上がっていました。

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