NY在住日本人社長が「もう日本に住めない」と思った車内注意書き

shutterstock_1155577123
 

メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』を発行する米国の邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋さんが、「お忍び」出張で3週間ほど東京と台湾に来ていたそうです。その滞在中に感じた日本のスゴイところ、心地よいところ、ヘンなところ、気になったところなどをニューヨークの事情と比較して、たっぷり紹介してくれます。

アジア出張滞在記(1)

東京出張から戻って参りました。アメリカに20年近く暮らして感じる、東京の素晴らしいところ、ヘンなところを書き綴っていきたいと思います。ひょっとしたら、住んでると見逃しがちになる日本特有のカルチャーに、住んでいない僕だからこそ、気がつく点もあるのではないかと思っています。3週間に及ぶ、東京—台北—台中—台南—高雄—東京出張の滞在記から振り返ってみたいと思います。

3週間に及ぶ、東京-台湾出張から戻って参りました。極秘で(笑)日本に行ってました。事後報告にする理由は、時間的にご挨拶に伺えないであろうクライアントさま、取引会社さまに、毎回、毎回、お断りをしなきゃいけないストレスから解放されるためでした。

東京での滞在は当然、限られた時間です。で、ひとつのパーティーやイベントに参加するとそこだけで名刺が20枚ほどなくなる。ありがたい話なのですが、そこでご挨拶した方々に「日本はいつまで滞在ですか?いらっしゃる間に食事しませんか」と誘って頂いても、のきなみ全員とは物理的に時間的に無理です。で、お断りすると角が立つ。偉そうだと陰口を言われる。一時期、東京出張がすごくストレスフルなものになりました。

もうひとつのストレスは、仕事で関わる日本の方々が「打ち合わせ」がやたら好きな人が多いということ。東京のビジネスシーンの文化なのか、とにかくみなさん「打ち合わせ」を好む傾向にあると思います。いい加減なニューヨーカーはそこまで何度も何度も打ち合わせを繰り返さない。日本だと例えば3時間の講演会に3時間の打ち合わせ時間を設けられることもあります。とても助かる反面、ちょっと疲れて本番に支障をきたすこともあったりします。基本、全体的な流れをお互いにシェアすれば「あとは任せてもらえますか」となるべく打ち切らせて頂くようにしています。そこで必ず「大丈夫ですか…」と不安な顔をされる。

あと「打ち合わせ」の為の「打ち合わせ」に参加させられたこともありました。某ラジオ局のプロデューサーの方に築地のカフェに呼び出され、「最近、調子どうですか」と近況報告でその場は終始。「このあと、食事でもしながら、この資料をもとに打ち合わせしましょう」と。…て、ことは、今この時間は一体、なんの時間??と喉元まで出かかりましたが、なんとか飲み込みました。おそらく、これは日本においてビジネスを円滑に進める必要なステージ。ぐっと我慢しました。

こんな調子で、日本では「打ち合わせ」や「ミーティング」に重きを置いている、というのが僕の正直な感想です。置きすぎ、というか…。それでも、テキトーすぎるニューヨーカーたちよりは、ずっと安心でもあります。打ち合わせが、まったくないよりは、しすぎなくらいの方がいいのかもしれません。

それに、打ち合わせが多すぎる、ということ以外では、僕は日本に行くことが総じて大好きで、やはり東京出張が入ると数週間前からワクワクもします。

そんな理由もあって、お世話になっている方々にも(申し訳なくも)内緒で、今回は時間的にお会いできる方々だけにアポイントを取って、日本行きの飛行機に乗りました。(次回は今回ご挨拶に伺えなかった方々に必ず会いに行きます)

印刷する

人気のオススメ記事

  • NY在住日本人社長が「もう日本に住めない」と思った車内注意書き
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け
  • ついでに読みたい