NY在住日本人社長が「もう日本に住めない」と思った車内注意書き

 

日本の特徴「権利がある側の偉そうな態度」

と、ここまで日本をベタ誉めしたところで、少しくらい、日本のマニュアルバカなところを書かないと「摩天楼便り」じゃなくなるので、ここからはいつも通り、日本のちょっと気になったところを書いていきたいと思います。

3月の最終日。両国国技館で、ある総合格闘技団体の格闘技イベントに取材としてプレスパスで来場した時のことでした。

事前に、何度も、何度も、メールで当日の記者のスケジュールを送ってくれます。とても親切丁寧です。ニューヨークではこんなに何度も丁寧に送ってくれることはありません。それどころか「詳細はメールで送るね」と電話で言われて、そのまま送ってこないことの方が多い。

で、送られてきたメールに明記されている通りに、記者の集合場所である国技館正面入り口に、一般客の入場30分前という集合時間に行きました。なのに、主催者サイドのスタッフがいない。各メディアの記者たちはどうしたものか、と、そのうちのひとりがメールに書かれていた主催者担当のケータイに電話をかけます。かなり慌てている様子の先方、若いスタッフが電話越しから「スイマセン!スイマセン!」と何度も謝っているのが聞こえてきます。聞けば、国技館サイドが「入場前にはゲートは開けない。プレスも一般の入場客と同時に入場させる」と急きょ、言ってきたとか。

なるほどな。ありえなくはない話。というか、よくある話。どうせ30分、そのあたりで気長に待っておこうと思った矢先、各メディアの記者たちが「どーゆーことだ!?」とその主催者側のスタッフに電話でキレはじめました。

え?なんで?30分だろう?電話の向こうで、泣きそうな声で謝りまくる、若手スタッフ。彼が謝れば、謝るほど、コーフンしてさらに、きつい言葉で責める記者団

「(笑)国会の討論か?そんなに責めることか?」ついつい言葉に出てしまった僕を、古参の日本の記者たちが見てきます。やばいと思いつつ、見返すと、彼らはさっと目をそらす。さっきまで従順な若手スタッフにはヤクザの親分のように罵倒していたくせに。

この様子から見ても、今回のイベント、記者の方が主催者より強い立場とわかります。もちろんプロ野球やJリーグなどはそうではないと思いますが、マイナーな格闘技のイベントでは記者が記事にして「あげて」、バリューが増すということなのでしょうか。

確かに、主催者サイドのミスかもしれませんが、決して珍しいことではない。それに打ち合わせの段階では、国技館側も記者たちの30分前入場を実際に許可していたのかもしれません。イベントは水もの。当日なんらかのイレギュラーがあるのは想定済みで、30分待たされるくらいなんて、アメリカだと可愛いものです。なにより、記者が大きな顔をできる土壌でもない。

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