「森喜朗と同類扱いだけは勘弁…」東京五輪“支持派”に熱い風評被害。批判避けに孫娘まで利用する老害ぶりで会長辞任か大会中止か究極の二択状態に

2021.02.05
by tututu
 

“多様性”を否定している人物こそ森会長

世界中に醜態を晒すことになった一連の森会長の失言だが、これを擁護した人たちにも激しい批判が寄せられている。

元財務官僚で現在はテレビ番組のコメンテーターなどを務める山口真由氏は、4日に出演した『ゴゴスマ』(CBC系)の中で、「私はこんな方をおもてに出してはいけない、裏で隠然とした力を発揮してほしいという、臭い物に蓋的な欧米のポリコレ・カルチャーには違和感がある」とし、「多様性をまるで理解しない83歳のおじいちゃまも、受け入れるのも多様性」とコメント。

しかし、この意見に対して、「森氏を受け入れることが多様性ではない」「多様性を認めていないのが森会長」などの声が上がっている。

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森会長は4日に行った会見の中で、女性蔑視ととられる発言をしたことを訂正、謝罪する一方で、世の中には「女性と男性しかいないんですから。もちろん両性っていうのもありますけどね」と語ったが、これは明らかな失言。

森会長自ら多様性を認めていないことを明らかにしてしまった。

家族の話を持ち出し同情を買おうとする愚行

森会長は釈明会見を行った後の4日夜、BSフジ「プライムニュース」に出演し、発言撤回の真意について説明した。

森会長は海外にまで影響が及んでいることを考慮したとし、「私の話はそこまで細かく外国へ行って説明するわけにもいきませんからね。だからこれは私は撤回したほうが早いと」とコメント。

また、今回の件で家族に迷惑をかけてしまったと話し、孫娘から手紙をもらったことを明らかにした。

スポーツニッポンによると、森会長は「読んでいたらかわいそうになってね。孫が寝不足だったのか会社で倒れたらしんですね。えらいことになったなと。まだ会っていないんで、明日にでもなぐさめて謝っておこうと思っている」と話したという。

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自身の発言が大騒動になってしまったことに焦ってか、森会長は家族の話を持ち出して、同情を買うようなコメントをした。それならば、困らせてしまった孫のためにも、森会長自身が身を引くべきではないだろうか。

今回、森会長は「女性は話が長い」としたが、それはあくまでも個人の問題。話が長い男性もいれば、話が短い女性もいる。そこに性別などまったく関係がない。それぞれの発言をうまくまとめ上げることこそが、トップである森会長の役割のはずだ。

東京五輪の開催を求める人たちが、みんな森会長を支持しているわけではない。女性蔑視をするトップの考えに賛同していると思われたら大迷惑だ。失言を繰り返す森会長のせいで、関係者たちの努力が水の泡になりかけている。

image by : 内閣官房内閣広報室 / CC BY 4.0

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