コロナ感染爆発の対応
東京はコロナ新規感染者数が20日5,405人であるが、まだピークを打っていない。しかし、複数の知識人が、SNSにコロナ感染症を過小評価した投稿をして、知事や政府や医師会の発言は、おかしいと声高に言っている。
若者は、テレビを見ないでSNSを見て判断しているので、そのような知識人の投稿で安心して、外出している。というより、それを理由にしている。
このため、知事や政府関係者が人出の半分削減と言っても、人出は減らない状況になっている。皆が気にせず、外出している。高齢者もワクチン接種したので移らないと旅行に出ている。その結果、感染拡大の防止ができない制御不能な状況が続いている。
まず、SNS上の間違った認識の発言を削除しないと、この感染拡大は収まらないし、無症状の無認知コロナ感染者数が増加すると、ウィルスの量が増えて、ワクチン接種者のブレークスルー感染も増えてくる。このため閉空間での感染の可能性が大きくなった結果、デパ地下での感染者が増加したのであろう。
ツイッター社やフェイスブック社、LINE社などに、政府は厳重にそのような発言をする知識人の発言をチェックして、削除するように指導するべきである。感染症の防止には、自由の許容範囲を狭めるしかない。
ということで、もうすでに緊急事態宣言の効果はない。再度、ロックダウンを行うべきであると強く提案する。現状は、後手後手の手もない状況になっている。結果、感染拡大の放置である。それでは、重症者数が増加する。
コロナ過小評価の知識人の中に、ロックダウンをしたが最後、解除できないという意見があるが、ワクチン接種が全国民の7割になった時点で、止めることができる。ロックダウンは、ワクチン接種率増加なり、治療薬なり、病床数増加なりのできるまでの時間稼ぎの策である。
今の状態では、ロックダウン停止や実施は、地域の重症者数を見て、地域単位で判断すればよいのだ。首都圏では中等症患者で入院できるのが10人に1人しかいない。そして、現時点は重症者が過去最高レベルにあり、その増加を止めないとその内、死者数も増加する。重症患者はエクモか酸素呼吸器がないと確実に死ぬからだ。エクモは数に限界があるので重症患者数を抑えないと駄目である。
ロックダウンは、ハンマー&ダンス政策であり、新規重症者数とワクチン接種率を見て、実施や停止をすることだ。何もしないで、どうやって、今の重症者数を抑えるのかの提案をするべきであるが、知識人たちは、病室を増やせというが、それができるまでの抑制策の提案もなしに、ロックダウンを問題視している。
人の命より自分たちの理念の方が重要なようである。優先順位の取り方が狂っているように思われる。
勿論、ロックダウンには給付金が必要であり、それなしに行うと、困窮から死者が出る。このため、政府は補正予算で余った30兆円を気前よく、国民に配ることである。今は命を優先でいくしかない。
そして、ワクチンが6ケ月で効果が減少するなら、3回目の接種を行えばよいのである。そのうちに飲み薬の治療薬ができることになる。ワクチン接種率7割と飲み薬ができれば、5類に指定変更をするべきである。
入院調整を保健所が行うので、そこがネックになっている。これを長く続けることはできない。
それと、無症状な感染者がいる状況で「ゼロコロナ」にすることは、土台不可能である。それと、日本は世界と隔絶しては生きていけない。このため、いつか「ウイズコロナ」社会を構築する必要がある。そのためには、インフルエンザと同じ体制を整える必要があるからだ。
そして、大多数の人が軽症で治ることには変化がないので、大多数の軽症患者は飲み薬で直して、町医師が見て危ない中等症患者、高齢者、既存症との合併患者を入院させることである。町医者は全員、ワクチンを頻繁に接種して、コロナ患者を診察しても感染リスクを少なくしていくことである。勿論、防護はすることである。
もう1つ、パラリンピックを中止か延期した方が良いし、パラリンピックへの学校連携観戦は絶対止めるべきである。子供達の観戦で、感染拡大を起こすことになる。デルタ株で、今までの常識が通用しなくなっている。それでも、小池都知事は実施すると主張している。
また、甲子園の高校野球も途中中止にするべきだし、高校総体、フジロックも中止するべきだった。しかし、中止の世論が出ない。朝日新聞が主催する高校野球を開催しているので、野党を含め、他の中止を主張できないからのようである。
さあ、どうなりますか?
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image by: 首相官邸