音楽ユニット「YOASOBI」のキービジュアルなどを手がけたイラストレーター・古塔つみ氏に対する炎上騒動が止まらない。古塔氏は自身のツイッターで「引用・オマージュ・再構築として製作した一部の作品を、権利者の許諾を得ずに投稿・販売してしまったことは事実です」と認めたものの、「模写についても盗用の意図はございません」と否定。しかし、新たな疑惑が続々と噴出し、ネットではさらなる追求が進んでいる。
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トレースによる“パクリ”を否定も新たな疑惑が浮上
年齢・性別も非公開。謎のベールに包まれた人気イラストレーターの古塔つみ氏。YOASOBIの大ヒット曲「夜に駆ける」のキービジュアルを担当するなど、10代や20代の女性に支持される“彼女”に降って湧いたパクリ疑惑。
事の発端は、暴露系ユーチューバーのコレコレが、1月28日にYouTubeに投稿した動画で、2021年に開催された古塔氏の個展に行ったという画家の女性が、古塔氏のトレース疑惑を指摘した。
元ネタはイギリスの有名写真家の写真で、服の線や輪郭まで一致していて、もはや言い逃れができないほど酷似。反転させてトレースさせたのではとの疑惑が広がり、一気にネット上で拡散された。
それだけではなく、他にもアーティストらの写真や作品をトレースしたと思わせる多数の作品があったことで、古塔氏のSNSが大炎上してしまったのだ。
「古塔氏のイラストを手帳カバーに採用していた雑貨メーカーが販売停止を発表しました。古塔氏はさまざまな企業とタイアップしているので、今後さらに大きな影響がでてくるでしょう。ダンマリを聞け込んでいた古塔氏ですが、さすがにマズイと思ったのかSNSでコメントを出しました」(ネット事情に詳しいフリーライター)
古塔氏は作品を参考にすることはあるとしたが、「写真そのものをトレースしたことはございません」と模写については完全否定。しかし、騒動が収まる気配はない。
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トレースではなく画像処理ソフトを使用か?
当初、古塔氏のパクリ疑惑が出た時、ネット上で指摘されていたのは「トレースしたのではないか」ということ。いわゆるトレーシングペーパーで他のアーティストの作品を“写し取った”という疑惑だった。
だが、ネットでは更なる追及が行われており、トレースではなく、単に画像処理を使っただけではないか?との指摘も出てきた。
ここ数日、古塔つみさんの新しいニュースを見聞きする度に胸が躍るな
>【画像】古塔つみさん、トレースではなく画像処理ソフトを使っていただけだったwwwwwwwwwwww [531377962]https://t.co/If73MXXw6Z pic.twitter.com/mHYfeCwJDw
— 菜 (@torta_fi) February 6, 2022
その根拠として、ベースの写真では女性が首に“チョーカー”をしているが、イラストではそれが“髪の毛”として認識されているようで、ヘアーと同じ色になっている。
髪の毛が首にピタリと巻き付いているのはあまりにも不自然で、画像処理ソフトが誤認識したという指摘だ。実際にイラストを見ればそれは一目瞭然で、言い訳することは難しそうだ。
もしこれが本当であれば、もはや絵すら描いていないことになってしまう。
「他にも、古塔さんは性別も年齢も明らかにしていませんが、実は40代のおじさんだという説が出回っています。それだけではなく、行き過ぎたネット民が本名やプライベート写真と思われるものをあげていますが、真偽は不明です」(前出・フリーライター)
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まだまだ収まりそうもない古塔氏にまつわる疑惑。真実はどこにあるのだろうか。ただひとつ、今回の件で一番迷惑したのがYOASOBIだということは間違いない。