そろそろ変わろう。日本が“強い人間”を作らねばいけない6つの理由

Houses of Parliament of Japan
 

6.人類を幸せにする政治とは?

もし、人類の幸せにする政治家がいたとしたら、その人はお金より正義を優先する人です。政治は自分の利益のための仕事ではなく、人類の幸せのための仕事であることを理解している人です。つまり、お金を第一に考えない人です。

世界はそれほど紳士的ではありません。強い者が領土を拡大するのは当たり前、強者が弱者の所有物を奪うのが当たり前という指導者もいます。そういう力が全てと考える人は、人類を不幸にします。

無法者と対峙するには、国家も国民も強くなければなりません。国家を防衛するためにはある程度の戦力が必要だし、自分の身を守るには精神的な強さと護身術のような身体的な強さを身に付けておいた方が良いでしょう。

なぜ、教育機関は強い人間を育てないのか。それは、戦後の進駐軍の政策だと思います。日本が二度と戦争を起こさないように、精神的にも肉体的にも弱体化しようとしました。むしろ、それが教育の目的となったのです。でも、戦後77年も経ったのですから、そろそろ方針転換しても良いでしょう。

人類の幸せのためには、各個人が強くなることです。そして、利己主義より利他主義が尊いという信念を持つことです。

個人が幸せを追求するなら、グローバルよりもローカルを大切にすべきでしょう。自分の住んでいる地域を愛し、地域の経済を自立させる。それこそ持続可能社会です。

グローバリズムを推進する政治や制度は、人類を幸せにしないことが次第に明らかになってきました。グローバル社会が成立するには、公正なルールが共有されなければなりません。他国をいきなり侵略するような国とグローバルな関係は築けないのです。

幸せとは心のありようです。国家のアイデンティティ、個人のアイデンティティを確立し、強い心と持ち、誇りを失わないこと。必要以上の欲望を持たないこと。利己的な幸せを追求するだけでなく、人類全体の幸せを考えること。そして家族を愛することは勿論、愛する人を見つけて家族を育むことも大切です。愛は循環し、構成に伝えていかなければなりません。

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さて、ここで現在の政治や制度について考えてみましょう。根本のところで、とても重要なことが無視されてはいないでしょうか。

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