「自民党には任せられない。でも、野党の経済政策も間違ってる。この国のオーナーはあなたです」(今回参院選の演説より)
予定調和がまかり通るこの社会で、あえて「空気を読まない」と公言する強靭な姿勢。比例区の「特定枠」に難病ALS患者、舩後靖彦氏と重度障害者、木村英子氏をあてて2人とも当選させる大胆な発想と実行力。そして、独特のテンポで繰り出されるよどみのない演説。鮫島氏は強いカリスマ性を山本氏に感じたようだ。
鮫島氏は、早くも参院選後の野党再編に思いを馳せる。YouTube動画での発言に耳を傾けてみよう。
「参院選の後、立憲民主党の中は政局になると言われている。泉代表は引きずり降ろされるんじゃないかと。野党全体が揺れ動き、野党再編になったとき、小沢氏らとの連携があると私は見ている。消費税廃止を軸にした野党再編が実現する可能性が非常に高い」
鮫島氏の願望に過ぎないと斬って捨てるのもいいだろう。しかし、国民民主党が与党化し、日本維新の会も野党分断の駒のごとく動いている以上、強い野党勢力をつくるために、残された道はそれしかない、とも思う。
3日後には投開票がある。大方の予想通り与党が圧勝し、アベノミクスの呪縛を解くすべもわからぬ政権がさらに3年も続くことになるのだろうか。立憲がしっかりしておれば…と、つい愚痴が出る。
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