プーチン亡命かクーデターか。中国が避けたい露の親欧米政権樹立

 

北朝鮮のミサイル実験

北朝鮮は、弾薬と大砲の提供をする代わりに、中国からの武器の提供をしてもらう予定が、中国は拒否して買えずに、ロシアへの武器提供を止めた。

しかし、ロシアはミサイル技術を提供する代わりに、北朝鮮の弾薬と戦車、火砲の提供の提案した。これに乗り、ロシアからミサイル技術を教えてもらい、その代わりに弾薬と火砲・戦車をロシアに提供したようである。

このため、その技術を組み込み、北朝鮮は、連日短距離ミサイルを発射させている。ロシアから提供された技術確認なので、北朝鮮の報道機関は、報道をしない。今後、その技術を搭載したICBMを発射するであろう。

というような経緯で、ロシアの戦争と北朝鮮の連日のミサイル発射が繋がっている。

このため、ロシアの技術が周辺諸国に漏れていることで、日本も脅威を受けることになる。ウクライナの戦争は、日本と関係がないという意見があるが、それは違う。

ノルドストリームの破壊

ノルドストリーム1、2の破壊が起きて、欧州諸国はロシアによる破壊工作だとの見方を強めているが、ノルドストリームが使用不可能となれば、ウクライナ経由の陸上パイプライン2本のみしか供給を期待できないことになる。このため、欧州諸国はウクライナに停戦を要求すると、プーチンは期待している。

事実、イタリアでは、極右でネオ・ファシスト党のジョルジャ・メローニ氏が、第一党になり政権を担うことになった。しかし、このイタリアでは、電気の44%が、ロシアからの天然ガスで賄っている。

この極右政党は、ウクライナ戦争の泥沼化とともに、「自国民第一、国益第一」の大合唱で国民の支持を拡大している。ロシアからの天然ガス供給を復活させろとなる。

この極右政党政権は、スウェーデンやハンガリーのオルバン首相もあり、欧州でも一定の勢力になっている。ドイツでも冬を迎えて、そのような声が出てきている。

プーチンは、4州併合とともに、ウクライナに停戦を呼びかけたが、欧州のいわゆる「ウクライナ疲れ」を期待しているようである。

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