物事を成功か失敗かの二択で見ている人は「挑戦」をしなくなる。そう語るのは、ロングセラー『君と会えたから』『手紙屋』などの著者として知られる作家の喜多川泰さん。では、挑戦は何のためにするのでしょうか? メルマガ『喜多川泰のメルマガ「Leader’s Village」』で今回、その「挑戦」について掘り下げています。
この記事の著者・喜多川泰さんのメルマガ
徳は孤ならず。挑戦の結果、得られるものは「成功」でも「失敗」でもない
高校生にもなると「挑戦」するのを怖がるようになる。失敗するのが嫌だからです。
「失敗すると恥ずかしい」
「失敗すると立ち直れない」
「失敗するとカッコ悪い」
こう思っている人が多いんですね。まあ「周りの目を気にしている」からなんですが、実際に気にしているのは「自分の目」だという話を以前このメルマガでもしました(Vol.8「他人の目が気になって不自由を感じたら」を再読あれ)。
でも、ほとんどの人にとって「失敗」とは「今の自分にとって都合が悪い結果」でしかなかったりするんですよね。逆に「今の自分にとって都合がいい結果」を「成功」と呼んでいる。その程度の価値観で「成功」と「失敗」を分けて、「失敗したくない」と言っているだけなんですね。
テスト結果が悪かった生徒は答案用紙をもらった瞬間に、「うわぁ、失敗した!」と言いますが、それは失敗ではない。ただの当然の結果。まあ、今の自分にとって都合が悪い結果なのは間違いないでしょうが、でも、未来の自分にとっても都合が悪いかどうかはわからないでしょ。
挑戦の結果得られるものは「成功」でも「失敗」でもなく「出会い」なんです。そしてその出会いが未来を拓く。
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