まずは孤独にならないこと。なぜ挑戦する人の周りには常に人がいるのか?

Businessman stand in front of maze entrance. Business problem solving, making decision, finding solution and challenge concept.
 

成功か失敗かという価値観で物事を見ている人は、そもそも挑戦をしなくなる。
行動する前から、頭の中でシミュレーションをしてみると、そうそう思い通りになんてならないでしょ、という結論になることがほとんどだからなんですね。

例えば、子どもの頃からの夢がパン屋を開くことで、その夢を実現すべく挑戦してみようと思ったとする。まずどうするか。どこでやるか、店舗を作るのにいくらかけるか、どんなコンセプトでどこまでこだわって、どんなパンを作るのか。店の規模は。そのために銀行からいくら融資を受けるのか。材料はどうやって仕入れて、それぞれの値段はいくらにするのか。どうやって人を雇うのか。宣伝はどうするか。考えることは山積みです。そして、そのパン屋を経営するために、一日当たりどれくらいの売り上げが必要か。

最初は夢や希望が詰まった想像も、この辺りから「そんなに売れるかな」「借金返せるかな」と不安になることが増えてくる。「そもそも、そんなに簡単にうまくいくんなら、みんなパン屋やってるでしょ」なんて思い始めて「あそこのパン屋もやめた」「あっちのパン屋もあまり繁盛していない」「国際情勢が不安定で小麦粉などの材料費が高騰している」という情報ばかりが耳に入ってくる。

結果として「う~ん、今はやめておこう」となって、動かずに終えることになる。そうやってたくさんの夢はシミュレーションの段階で霧散するんですね。行動されることなく。

挑戦は「成功」という結果のためにするという価値観で生きていて、そうやって「成功」つまり「予想通りうまくいく」を積み重ねることによって、自分の未来はひらけていくと考えているんですね。

ところが、挑戦は「成功」のためにするのではない。

では何のためにするのか。

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