まずは孤独にならないこと。なぜ挑戦する人の周りには常に人がいるのか?

Businessman stand in front of maze entrance. Business problem solving, making decision, finding solution and challenge concept.
 

「徳のある人」ってどんな人だ?って考えるとき、ものすごい社会貢献をしたり、寄付をしたり、無償でたくさんの人助けをした自己犠牲の人をイメージしがちだけどそういうことじゃない。僕の知っている「徳のある人」は、みなさん

「どんな時でも、自分の最善を相手に提供しようとする人」

でした。そして、それなら僕もこれまでずっとやってきたという自信があった。だから、授業であれ、仕事であれ、講演であれ、小説を書くのも、このメルマガも、一冊の本にサインをするのも、自分の最善を相手に提供しようとしています。それが他の人より劣っているものであったとしても問題ない。大事なのは「自分の最善を提供したい」という心なんです。

出会った人と上手に話して仲良くなるというのが難しい人もこれならできるでしょ。

それは年齢なんて関係ない。授業をしているときに、自分の最善を相手に提供しようとして話を聞く生徒がいますね。背筋を伸ばして、頷きながら、目を輝かせて、人の話を聞いてくれる。彼らを見れば「徳は孤ならず」となるのは当然だとわかりやすいでしょ。そういう生徒には、仕事だからという思いを超えて、なんとかしてあげたくなる。

自分の最善を相手に提供しようという思いなどまったくない生徒もいますね。自分本位と言いますか。でも本来はそっちの方が普通なのかもしれません。だからこそ、常に自分の最善を相手に提供しようとする人には徳が備わるのでしょう。

というわけで今日の一言。

「徳を積もう(自分の最善を常に相手に提供しよう)」

すべての出会いが、あなたの未来を拓く出会いになるから。そこまで踏み込んだ話を、若い人たちには伝えてあげてほしいと思います。

この記事の著者・喜多川泰さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

喜多川泰この著者の記事一覧

1970年生まれ。2005年「賢者の書」で作家デビュー。「君と会えたから」「手紙屋」「また必ず会おうと誰もが言った」「運転者」など数々の作品が時代を超えて愛されるロングセラーとなり、国内累計95万部を超える。その影響力は国内だけにとどまらず、韓国、中国、台湾、ベトナム、タイ、ロシアなど世界各国で翻訳出版されている。人の心や世の中を独自の視点で観察し、「喜多川ワールド」と呼ばれる独特の言葉で表現するその文章は、読む人の心を暖かくし、価値観や人生を大きく変えると小学生から80代まで幅広い層に支持されている。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 喜多川泰のメルマガ「Leader’s Village」 』

【著者】 喜多川泰 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 金曜日

print
いま読まれてます

  • まずは孤独にならないこと。なぜ挑戦する人の周りには常に人がいるのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け