「徳のある人」ってどんな人だ?って考えるとき、ものすごい社会貢献をしたり、寄付をしたり、無償でたくさんの人助けをした自己犠牲の人をイメージしがちだけどそういうことじゃない。僕の知っている「徳のある人」は、みなさん
「どんな時でも、自分の最善を相手に提供しようとする人」
でした。そして、それなら僕もこれまでずっとやってきたという自信があった。だから、授業であれ、仕事であれ、講演であれ、小説を書くのも、このメルマガも、一冊の本にサインをするのも、自分の最善を相手に提供しようとしています。それが他の人より劣っているものであったとしても問題ない。大事なのは「自分の最善を提供したい」という心なんです。
出会った人と上手に話して仲良くなるというのが難しい人もこれならできるでしょ。
それは年齢なんて関係ない。授業をしているときに、自分の最善を相手に提供しようとして話を聞く生徒がいますね。背筋を伸ばして、頷きながら、目を輝かせて、人の話を聞いてくれる。彼らを見れば「徳は孤ならず」となるのは当然だとわかりやすいでしょ。そういう生徒には、仕事だからという思いを超えて、なんとかしてあげたくなる。
自分の最善を相手に提供しようという思いなどまったくない生徒もいますね。自分本位と言いますか。でも本来はそっちの方が普通なのかもしれません。だからこそ、常に自分の最善を相手に提供しようとする人には徳が備わるのでしょう。
というわけで今日の一言。
「徳を積もう(自分の最善を常に相手に提供しよう)」
すべての出会いが、あなたの未来を拓く出会いになるから。そこまで踏み込んだ話を、若い人たちには伝えてあげてほしいと思います。
この記事の著者・喜多川泰さんのメルマガ
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