弘中綾香アナ夫の会社の成長性は?話題のリスキリングで注目「学習支援ビジネス」3社の現状と今後

 

伝統的な資格学校のTAC、オンライン特化のKIYOラーニング、英語コーチングのプログリット

新しいスキルを身につけるといった際に、よく注目されるのが「英語」「プログラミング」そして、「会計」の3つです。

今から18年前の2004年に筆者が大学院に進学した際に、入学式において、楽天の三木谷代表取締役会長兼社長が新入生向けに簡単なプレゼンテーションをされていました。詳細な内容は忘れてしまいましたが、三木谷さんがその際に学生に向けて、「ビジネスをする上で、重要なのは英語、会計、プログラミングの3つです。学生時代に是非この3つは学んでください」といった趣旨をおっしゃっていたことだけは今でも鮮明に覚えています。

あれから18年経っても、この言葉は色褪せるどころか、むしろ重要性は増していると言えるでしょう。

実際、本屋に行ってもこの3つの分野は常に新刊が発売されているほどのレッドオーシャンです。そして、実際のところ、この3つのスキルはビジネスを行う上でも非常に重要な役割を担うこともあり、リスキリングの文脈でも必然的に注目を集める分野と言えるでしょう。

今回取り扱うTAC、KIYOラーニング、そしてプログリットそれぞれの企業の概要は次のとおりです。

TACは、もともとは1980年に資格受験指導を目的とする東京アカウンティング学院株式会社として設立されました。2001年にはJASDAQ市場に上場し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場をしています。

TACは特に会計や不動産の資格試験に強みを持っています。授業のスタイルとしては、通学スタイル、web通信講座、DVD通信講座等があり、年間の受講者数は個人と法人を合わせて20万人以上もいます。

KIYOラーニングは、元々は代表取締役の綾部氏が個人事業として2008年に「通勤講座(現スタディング)」を開講し、中小企業診断士講座をはじめました。その後、2010年1月に法人化をして、宅建士、税理士、行政書士、簿記の講座などを開始していきました。KIYOラーニングでは、スマートフォンの普及を生かして、スマートフォン、PC、タブレット等で、資格試験の講座を学べるとともに、問題練習やwebのテキストにも対応をした「新ラーニングシステム」を自社開発しました。近年では、社員教育事業にも参入し、社員教育動画を制作するサービスも提供をしています。スマートフォンやタブレットに資格ビジネスの機会を見つけたKIYOラーニングはその後も成長を続け、2020年7月にはマザーズ市場に上場をしました。

最後はプログリットです。今年9月にグロース市場に上場をしたプログリットは、英語スクールではなく、英語コーチングというビジネス形態をとっています。プログリットでは、専属コンサルタント個々人の課題に合ったカリキュラムや学習方法などを提案し、英語力向上を図っています。プログリットの代表取締役である岡田氏は、テレビ朝日の弘中アナとの結婚を報道されたことでも話題になりました。

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