ヒトラーの予言が現実に。同じ環境にある日本とドイツ
ウ軍攻勢は、短期で終わる可能性がある。ロ軍正規兵の装備が貧弱であり、弾薬等もなくなってきている。もう1つが、この戦争を陰で支えているのが、英米などの特殊部隊であり、特に英国の部隊である。英国は50人も送り込んでいる。米国は17人であり、非常に多い。
この部隊が各国から来る衛星写真などを基に、ロ軍の状況を見て、作戦を判断しているようである。その中心に英国がいる。
そして、ピストリウス独国防大臣は、ウ軍がロシア領内に攻撃することを容認するとした上で、「ウクライナは戦争に勝たなければならない。ロシアの侵略を成功させてはならない。」と明言した。ドイツは、ウクライナを最後まで助けるようである。
同時にドイツは、ロシア外交官の大量追放を決めたようで、その報復として同規模のドイツ外交官をロシアから退去させるようだ。露独の敵対関係が明確化した。
ラムシュタイン会議では、ストルテンベルグNATO事務総長も「ウクライナが今度こそ、さらに多くの領土を解放できると確信している」と述べ、オースティン米国防長官も、「ウ軍は戦果を上げ続けることができる」と述べた。
独国防大臣の決意は、日本も台湾が中国の侵略を受けたら、今のドイツと同じように最後まで、台湾を助けなければならないことになる。という意味では、日独は同じ環境にある。
ヒットラー予言の中に、将来、日本とドイツは同盟を結び、お互いが世界に貢献するとしたが、今のことのようである。現在は、英独日同盟ですかね。
一方、米国は、早期に戦争を終わらないと、2024年の米国大統領選挙でトランプ氏が当選すると、ウ軍への軍事支援がなくなり、ウクライナにとっては不本意に戦争を終結するしかなくなる。米国の動向が気になる。日本にも世界にも、安倍元首相を失ったことが大きな痛手にならないことを祈るしかない。
勿論、トランプ氏の再選がないように民主党は工作しているし、共和党内も分裂する。富裕層の党から昔を懐かしむ田舎の貧困層の党になる。富裕層は民主党に鞍替えになる。都会政党と田舎政党という色分けになるようだ。しかし、貧富の差が拡大し、米国の民衆は、革命を望んでいる。
トランプ氏の草の根運動は、意外な結果を持たらす可能性もある。このため、ウクライナも早く戦争目的を達しないといけない。
それと、イスラエルが提供する早期警戒システムが稼働するようである。このシステムとパトリオットで、キーウを守るようだ。
反攻前に、ストルテンベルグNATO事務総長は、訪宇して、ウクライナのNATO加盟を後押しするとした。戦争終結後にしか加盟できないので、まだ先ではある。
また、ウクライナ政府が年内に、日本やカナダなど11カ国による環太平洋連携協定(TPP)への加入を申請する意向である。すでに、戦争後の経済復興をウクライナは考えている。
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