プーチン退陣を画策か?プリコジンを許す独裁者の側近に“不穏な動き”

 

バフムト方面

ロ軍は、ドボボバシュリフカからオリホボバシュリフカとM03号線の間の広い領域を占領したが、次の日にウ軍はこの領域の8割程度を奪い返した。

ウ軍は、ベルキウカとヤヒドネに攻撃しているが、ロ軍はベルキウカのウ軍に逆襲をしてきたが、ウ軍は撃退した。

バフムト周辺の2ヶ所の高台をウ軍が確保して、市内を火砲の射撃管制下に置き、バフムトに入ろうとするロ軍兵、補給部隊などに砲撃できるようになった。

そこに、チェチェンの「アフマト連隊」がバフムト増援部隊をして、市内に入ろうとしたが、ウ軍の砲撃を受けて数十人が死傷した。

ロミルブロガーは、この高台をロ軍は奪い返したと述べるが、まだ、砲撃が市内に入るロ軍に浴びせられているので、嘘でしょうね。

市内南側では、ウ軍は、ロ陣地を突破して、クリシチウカ、クデュミウカとオザリャニフカで市街戦になると思われるが、ウ軍は死傷者数が多くなる市街戦を避けて、街の包囲をする作戦であるという。

このため、ウ軍の激しい砲撃で、クリシチウカは街全体が白い煙でおおわれている。もしかしたら、クラスター弾を使用した可能性もある。

ロ軍は、予備兵力を優先的にバフムトに投入して、防衛をしているが、それでもウ軍に押され美味である。

ウ軍は6万人規模の兵力を投入しているし、ロ軍は5万人規模を投入して、追加で予備兵力を投入し続けている。

ドネツク市北側

ウ軍は、クラスノホリフカとベゼルとオプトネの一部を奪還したが、ロ軍に奪い返された。

ロ軍は、アウディーイウカ要塞とケラミクを攻撃したが撃退されている。

ドネツク市南側

ロ軍は、マリンカとノボミハイリフカに攻撃したが、ウ軍に撃退されている。

ザポリージャ州方面

この地域では、ウ軍は突破できそうな地点に、周辺の部隊もまとめて攻撃突破をしているが、ロ軍は広く薄く分散した防衛を守っている。分割されたロ軍は、相互の協力はなく、自部隊内での守備と攻撃をするしかない。ウ軍は「ロープ・ア・ドープ」戦術を採用している。しかも、ロ軍の予備兵力は東部に引き抜かれて、前進にしかロ軍兵はいない。

1.ベルカノボシルカ軸

東側、ウ軍は、ノボドネツクの市内北側に前進したが、まだ、ノボドネツクは陥落していない。

中央では、ウ軍はウロジョイナを激しく砲撃後、総攻撃を開始した。ロ軍もウロジョイナからダトネの方向に逆襲をしているが、ウ軍に撃退されている。

ウ軍は、ウロジョイナ陥落後、隣町のストロマイオルスクを包囲する方向のようだ。直実に前進している。

西側では、ウ軍はプリュトネの北と西側で支配地を拡大しているが、まだ、ロ軍は粘っている。

2.フリアポール軸

ロ軍は、マルフォビルからドロジニャンカ一帯で、逆襲を開始して、ウ軍は防戦になっているが、逆襲は失敗したようである。

3.オリヒウ軸

ウ軍は、ロボティネの北東部の前哨陣地を突破した。北と北西の最後の陣地は突破しているので、ロボティネ市内入口に到達したことになる。

この入口にロ軍陣地があり、この陣地の縦深は200m~300mであり、ウ軍は、米国から供与されたクラスター弾を使う可能性がある。このため、この陣地周辺に住民がいないことを確認中のようである。

4.カムヤンスク軸

ウ軍は、ジェネビヤンキー集落に威力偵察部隊が突入したが、ロ軍の砲撃が厳しいので撤退した。しかし、ロ軍砲撃地点が判明したことで、砲撃戦にして、砲門を破壊した後、最後威力偵察部隊を送ることを繰り返して、ジェネビヤンキーを占領するようだ。

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