プーチン退陣を画策か?プリコジンを許す独裁者の側近に“不穏な動き”

 

ヘルソン州方面

ドニプロ川の東岸、アントノフ橋付近のダチに、ウ軍は橋頭保を確保しているが、ロミルブロガーは、ドニプロ川東岸のウ軍部隊が補給と増援ルートを断たれたというが、ウ軍はオレシキーを攻撃しているので、このロミルブロガーの意見も嘘でしょうね。

しかし、ロ軍の砲撃監視で、上流のクリヌキー付近のロ軍砲兵陣地を砲撃し破壊したという。

そして、下流のキゾミスの南で、ウ軍はドニプロ川と島で作戦を開始した。ウ軍はロ軍占領地に対して、全縦深で偵察活動を行い、ロ軍の手薄な地点を探っている。ここも守るロ軍兵士の間でコレラが発生しているので、手薄な場所があると、ウ軍は見ているようだ。

6月にウ軍は、ドニプロ川の西岸に数個旅団を配備しているので、本格的攻勢を、ドニプロ川の東岸で行う可能性もある。

そのため、ドイツから戦車橋ビーバーが、既に10両をウ軍に提供しているので、渡河作戦は実行可能である。

しかし、まだ形成作戦段階であり、本格的な機械化部隊の渡河作戦を行っていない。

その他方面

トクマクでは、ザポリージャ方面のロ軍補給基地、整備修理拠点、弾薬庫、補給倉庫などがあり、重要地点であるが、そこをウ軍は、GMLRSで砲撃している。このため、指揮官を含む200名以上の戦死が確認されている。

このような攻撃を受け、トクマクでは、FSB将校の家族や親族をトクマクからロシア本土に引き上げさせ始めているという。

それと、ベルジャンスクの司令部がストームシャドーで攻撃されて、第58諸兵科連合軍副司令官のオレグ・ツオコフ中将が戦死した。これで、ロ軍将官は、この戦争で10名戦死したことになる。この攻撃でロ軍将兵200名以上が死傷している。

ドネツク市への砲撃をウ軍は再度始め、旧トパーズ工場に設置したロ軍司令部を砲撃した。

ウ軍はロシアのクルスク州クルチャット市とボロネジ市にUAV攻撃をしている。

これは、キーウへの連日のロ軍によるシャヘド無人機による攻撃への報復であろう。しかし、13日も、ロ軍はクルスク州とアゾフ海からドローン20機を、黒海からは巡航ミサイル2発を、クリミア半島からはイスカンデルミサイルを発射した。

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