「植民地ニッポン」の作り方。米国と自民売国政府は“よく働きよく従う”優良属国をどう実現したか?

 

沖縄県民が反対しているのに、何が何でもマヨネーズ土壌の「辺野古基地」埋め立てに邁進の自民党!

ちなみに、沖縄県民の民意は「辺野古新基地建設に反対」です。2019年2月の沖縄県民投票で、投票率52・4%で有効投票約60万票のうち7割が「反対」しているのです。

そして、その後2014年と2018年の県知事選挙においても、辺野古新基地「反対」の知事が当選しているのです。

にもかかわらず、自公政権は、沖縄県民の民意を無視する形で、マヨネーズ土壌の辺野古沖合の埋め立て設計変更を「代執行」というカタチで強行します。

福岡高等裁判所・那覇支部が沖縄県に対して、「工事を承認せよ」とトンデモ判決で命じたからです(沖縄県は最高裁に上告済み)。政府自民党だけでなく、司法の世界も米国に隷従です。

地方自治体の事務処理業務を勝手な「代執行」で、国が直接県に代わって実施するのは日本で初めてであり、地方自治体行政の破壊であり、民主主義を崩壊させるものです。ここでもまたひとつ、自公政権は、日本の司法と行政に汚点を残しました。

辺野古新基地のシャーベット状かつマヨネーズ地盤の問題は、埋め立て土壌改良工事によっても、永久に解消しない可能性も高いといわれます。

百歩譲って仮に滑走路が完成したとしても、米軍に「こんな危険な滑走路はやっぱりヤバすぎて使えない」などといわれたら、新基地建設に要した費用2兆5500億円(工事完了までの沖縄県による試算)は無駄になります。

自民党政府の閣僚は、どうせ自分の生きているうちには完成しないだろうから、米軍向けに新基地建設に努力するポーズをとっているだけなのでしょう。

無責任極まりない自公政権なのです。

一度決めたら、マヨネーズ土壌だろうが、予算がとめどなく膨張しようが、遮二無二滑走路をつくる――というのですから、とにかく大茶番の笑止千万なのです。こうして自民党政権によって、税金の無駄遣いだけが続きます。

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