中国からの不法移民を「米国のリスク」にする2つの法律
すでにアメリカの多くの州では、中国人による土地の購入を制限する法律が制定されています。
中国には有事に中国人を動員する「国防動員法」と、有事・平時にかかわらず中国政府の情報活動に協力することを定めた「国家情報法」があります。これらの法律は、中国国内のみならず、国外にいる中国人にも適用されます。
もちろんアメリカにいる中国人は、不法移民であろうが合法移民であろうが、この法律の対象です。とりわけ大量の不法移民は、その実態把握も難しいため、アメリカにとってかなりのリスクとなる可能性があるわけです。
このことはアメリカのみならず、日本にも言えることです。とくに日本に対しては「愛国無罪」で何をやってもいいと考える中国人も少なくありません。最近ではわざわざ来日して、靖国神社に落書きする中国人すらいます。
中国人と台湾人がまったく異なる性格であることを示した「好例」
11月19日には、サッカーW杯アジア最終予選において、日本代表は9年ぶりにアウェーの中国戦に挑みましたが、日本の国歌にブーイングという非礼、日本選手に対するレーザーポインター攻撃、観客乱入に加えて、中国人選手のラフプレイ「カンフーサッカー」連発など、大荒れの様相でしたが、こうした態度こそが、海外にいる中国人に対する警戒感にもつながっているわけです。
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なお、同日のサッカー会場では、日本チームのユニフォームを着た日本のファンが、中国人のサッカーファンに取り囲まれ、最後には警察によってユニフォームを無理やり脱がされるという事件もありました。この日本チームのファンがどの国の人であったかはわかりませんが、中国チームのファンは彼を中国人だと決めつけ、「売国奴(漢奸)」と罵倒していたそうです。
● 他穿日本足球隊球衣遭小粉紅嗆「漢奸」 中國警察還強行脱衣
同時期、台湾では野球のWBSCプレミア12が行われ、日本が勝利すると台湾人ファンが歓喜するという微笑ましい光景が報じられていましたが、やはり中国人と台湾人はまったく異なる性格であることを示す好例となっていました。
● 日本勝利の瞬間、別会場の台湾ファンが大歓喜 大型ビジョンで中継、試合中の台湾代表ガッツポーズ【プレミア12】
なお、このプレミア12での日台戦において、日本の応援団が右翼上部の通路近辺に集中していたため、「アウェーの洗礼で、隅に押し込められた」という声も上がりました。
親日の台湾にしても、試合となると日本に厳しくなるのかと思われましたが、実はもともと日本側が主催側を通じて確保したチケットは右翼席前段に固まっていて、後ろのファンの観戦を妨害するため立てない席だったため、台湾入りした日本側が主催側と交渉。
その結果、台湾側の配慮で、右翼席上部の通路に横断幕などを出して、トランペットを使用した応援が可能となったそうです。
この日台戦のチケットは発売から5分で完売するほどの人気ぶりだったこともあり、そんな超満員の状況で、台湾側は応援場所を確保して提供してくれたとのことです。
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※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2024年11月20日号の一部抜粋です。初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込660円)。
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