まずはYouTubeのシークレットモードで検索してみる。ネットで政治を動かすことも可能なタイミングで“最適な選択先”を見つける力の養い方

 

複数の色眼鏡で見ることを習慣にする

こういう事に対して、良い表現はないかなって思ったら、ちょうどコテンラジオが、いま深井さんがちょっと睡眠がきちんと取りにくいっていうことで、1ヶ月から2ヶ月お休みされて、ヤンヤンさんと樋口(聖典)さんのお2人で、ヤンヤンさんが中心になられて老荘思想をやってた時に、その話って、前にコルクの佐渡島さんが言っていた、人間というものは、自分の生まれだったり、いろんな心情だったりっていうことから、物事を見るときに、自分の色眼鏡で見るっていうことは、もう逃れられないものなので。

だったら、赤色で見てるとしたら、青色の眼鏡かけてみる、緑色の眼鏡かけてみる、黄色の眼鏡かけてみるみたいな形で、複数の色眼鏡をつけてみることによって、相対的にバランスが取れた見方ができるんじゃないんですかっていうことの表現をされていて。

これは、本当にいい表現だなということで、先ほど言った、「どうせ自分の色眼鏡が外せないんだったら、複数の色眼鏡で見ることを習慣にしようね」っていう話になるわけですし、さらに言えば、最初にお話をした、この色眼鏡っていうものを、テレビというものが、特に政治に対しての議論というものがエンタメになり、テレビの語ったことを、ネットメディアが、「いや、あんなことを言って、実はこうじゃないですか?」っていう批評というエンタメになったために、高速でテレビのメディアが複数の色眼鏡をちゃんとかけていくっていうことをやっていくように番組が変わっていっているので、「あ、この色眼鏡足した。この色眼鏡足した。なるほど、これでバランス取れてきたね」っていう風に学ぶ機会に絶好のものになってるよっていうことを言いたいんですよね。

この「複数の色眼鏡で見て初めてバランスが取れる」っていう感覚が、僕たちにとっては一番大事なことで。そういう意味では、複数のテレビチャンネルの、1つの言論に対する言い方の変化っていうことの中で、僕たちは複数の色眼鏡の見方みたいなことが簡単に学びやすくなった時代でもあるし。

さらに言えば、周りであんまりやってる人がいないんだけど、みんな、YouTubeのアカウントって、5種類ぐらい持ってないんだね。まず、これにちょっとびっくりして。

尾原は、元々色々IDを変えることによって、色んな調査をするっていうのがあるんですけれども、少なくともYouTubeは、自分の嗜好性によって、「あなたこれが好きですよね」っておすすめされるんですけれども、尾原がチェックすると、コテンラジオだったり、ゆる言語学ラジオだったり、岡田斗司夫だったりとかがたくさん出てくるし。

英語と日本語のアカウントを混ぜると、今日は英語を頑張って見続けるんだっていう時に、日本語のYouTubeが出てくるとクリックしちゃうので、まずは尾原はアメリカの英語を見るアカウントと、日本語の英語を見るアカウントを分けてるんですけれども、英語の方のアカウントの方に行くと、All-In(Podcast)だったり、20VCだったりとかっていう、割とスタートアップ系だったり、レックス・フリードマンだったりとかっていう、長尺で解説するポットキャスト系の方が出てくるみたいなことをやっていたり。

あともう1個が、その尾原の中の「闇チャンネル」っていうのがあって。時々、世の中の陰謀論だとか、情弱をこういう手口で騙すんだっていうYouTubeをみて、わざと広告をオフにしてなくて、「こういう動画見てるとこういう広告出るんだ、なるほどな」みたいなことを、横で流し見しながら、世の中を闇にうまく引っ張る方々のやり方、ハックの仕方みたいなことを学んでたりとかするわけですね。

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