闇バイトに狙われる「隙だらけな家」の特徴は?“元鍵師”の現役探偵が教える予算1万5千円の防犯対策

 

防犯フィルムと窓ロックで1階窓からの侵入を防ぐ

1階窓は、4面あり、1面あたり下が「網入りの曇りガラス」上が「通常ガラス」の造りになっていた。最近の強盗の場合、雨戸をバールでこじ開けようとするなど手荒な手段があるため、バールやハンマーで簡単に割られてしまう上の普通ガラスに「防犯フィルム」を全面に貼ることにした。通販サイトで買った2m1巻1,800円程度の防犯フィルムだが、飛散防止フィルムより少しだけ性能が良い程度の厚みだろう。

ガラスに貼る飛散防止フィルムと防犯フィルムは、フィルムの厚さに大きな差がある。飛散防止フィルムはペラペラだが、防犯フィルムは数層になっていて透明の薄いアクリル板のようなイメージの厚みがある。この差がガラスを割る時間に大きな差を生じさせるわけだ。気休めのように感じるところもあるが、ガラスを叩くとかなり派手に大きな音が出る。

プロの泥棒ならば、焼き破りという熱した棒などでガラスに穴をあけてクレセントロックを外すという手段を使ったり、ガラスカッターでガラスを切ったりするが、それらについては、ホームセンターで「窓ロック」という留め金状の器具を窓のサッシに挟みこんでおいた。

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雨戸の鍵が古くすでに壊れていたので、新しいものを購入した。ネットでは1,000円以下で販売されており、ドリルとプラスドライバーがあれば簡単に設置は可能だ。

そして、窓の内側の縁側のような廊下に玄関に取り付けたのと同じネットワークカメラを取り付けた。

窓を割ろうと強盗や泥棒が頑張っている姿が、バッチリ映るという位置に置いておく。

勝手口については、実はほとんど使っていないということであったので、庭仕事で使っていたカラス防止の網を、結束バンドで取り付けた。

勝手口を完全に塞ぐことも考えたが、もしも侵入されてしまったときに、素早く逃げる出入り口も必要だと考え、留め金を勝手口内側に取り付けるだけにした。

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これで、侵入口の対策は不満足だが、無いよりはずいぶんマシの対策が施すことができた。

2,000円台のネットワークカメラ2台     およそ5,600円
防犯カメラ設置のステッカー 1セット  110円
防犯フィルム1巻き           1,800円
窓ロック 2個             880円
結束バンド 1束(10本入り)       110円
留め金 1セット            550円
雨戸の鍵                 880円

今のところの合計             9,930円

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