広末の周辺を直撃取材して痛感した「特殊性」
今回の逮捕をうけて、20数年前、タクシーに無賃乗車して千葉・白浜まで行き、着いた先で地べたに座り込んで意味不明な行動を起こした広末をスクープした『FRIDAY』が、当時の写真をあらためて公開していましたね。
酔っ払っていたのでしょうか、いきなり足首にテーピングをし始める広末の衝撃的な写真は、私の頭の中にも、ずっと残像として記憶されていたものでした。
広末の“奇行”とも呼べるこの行動には、当時私が働いていた編集部のデスクも「酒?薬物?どっちだ…」と直感するものがあり、私もそのウラを取るために取材をしたことがありました。
岡沢高宏、伊勢谷友介といった存在が見え隠れしていた彼女の周辺で、知人たちに直撃取材を繰り返したわけです。
関係者の中には「俺に何を言わせたいんだ!」とか、私を恫喝するヤカラも複数いたことを憶えています。
そして、本当に難儀を極めた取材で見えてきたのは、広末が惹かれる男性たちに共通する、ある“特殊性”でした。
一筋縄ではいかない経歴を持つ、取材対応の非常に難しい人間ばかりだった記憶があります。
つまり、まともに“日本語での日常会話”が通用するような人物がいなかったのです。(次ページに続く)