ところで、今週は以下の自分のポストを紹介します。地味なポストでバズるような内容ではありませんが、世界で途絶えることのない戦争や、日本政府の改憲に前向きな動き、軍拡にまっしぐらの姿勢を憂えて、1932年にアインシュタインとフロイトが交わした往復書簡を読み返してみました。
世の乱れを目の当たりにし、1932年のアインシュタインとフロイトの有名な往復書簡『ひとはなぜ戦争をするのか』を読み返してみた。フロイトは、この問題の本質をすでに深く洞察していた。しかし、それでも第二次大戦は避けられず、人は戦争を繰り返す。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) June 2, 2026
辻野 晃一郎
@ktsujino
世の乱れを目の当たりにし、1932年のアインシュタインとフロイトの有名な往復書簡『ひとはなぜ戦争をするのか』を読み返してみた。フロイトは、この問題の本質をすでに深く洞察していた。しかし、それでも第二次大戦は避けられず、人は戦争を繰り返す。
● https://x.com/ktsujino/status/2061602118113636435
当時の国際連盟が、アインシュタインに、「誰でも好きな人を選び、今の文明で最も重要と思える問題について意見交換しませんか」と呼び掛け、それにアインシュタインが応じてフロイトを選び、この意見交換が実現しました。
アインシュタインが選んだテーマは、「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか?」というものでしたが、このテーマは、それから100年近く経った今でもなお人類に突き付けられているテーマです。
しかし、二人の書簡を読むとわかりますが、物理学者であるアインシュタインにしても、心理学者であるフロイトにしても、それぞれの立場から、すでにこの問題に対する明確な答えを持っています。しかし、その答えが決して実現しない理由についてもよく理解していることがわかります。
詳細は二人の往復書簡を読んでいただくとして、本来、戦後の憲法で戦争放棄を謳い平和主義を貫いてきた日本のような国こそが、その「実現しない答え」を実現させるための最前線にいなければならないという思いを強くします。
高市氏や小泉氏などが典型ですが、歴史も知らず、人類に対する深い洞察もないような政治家たちが、自己アピールのためだけに他国に強がってみせたり、あるいは軽々に他国に迎合したりしている姿を見ていると、本当に国が滅びてしまうのではないかと心配になります。まさか自分が生きている間に、このような心配をしなければならない日が来るとは、思ってもいませんでした。
※ 本記事は『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中 』2026年6月5日号の一部抜粋です。このほか、「【3周年記念特別企画】ソニー元社長安藤国威氏と語る」と題した「今週のメインコラム」や「読者の質問に答えます!」、「スタッフ“イギー”しかのつぶやき」など、レギュラーコーナーも充実。この機会にぜひご登録をご検討ください。
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