3ヶ月で15kg痩せられる糖質制限ダイエットって医学的にどうなの?

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驚異の効果で大注目の糖質制限ダイエットですが、医学的にはどうなのだろうと思っている方も多いはず。自ら実践なさっている産婦人科医の宗田先生によると、体重が落ちるだけではなく体も健康になるんだそうです。

ドクタームネタの医学セミナー

『桐山秀樹の『週刊・おやじダイエット部通信』』第2号より一部抜粋

私が糖質制限という言葉に出会ったのは7年前の2月である。この時は私自身が職員検診で糖尿病とわかった時であり、肥満と高血圧もあって人間ドックに入った時だった。糖尿病の治療は、何をするかはよくわかっていたが、どうもそれに納得できない私は妻と書店に出かけた。そこで偶然【糖質ゼロの食事術】「釜池豊秋著」を手に取った時に、私の人生が変わった。これだと思い、すぐに実践を始めた。それからは、なにか違う道を走り始めたのである。

まずは1か月後にはHbA1cも随時血糖値も下がって何年も増え続けてきた体重が初めて減少した。3ヶ月で15キロ痩せることができた。

そのころは、医者仲間は、糖質制限なんて誰も相手にしてくれないし、私が1日1食にした時にも職員は好奇な目で見ていた。すぐにやめるだろうという目である。

なんとそれ以来、今日までこの道を続けてきてしまったし、驚くべき効果が出てきたのである。房総の棚田など米どころまで買いに出かけていたほど好きだったお米を食べなくなった。あれほど好きだった寿司屋にもラーメン屋にもカレー店にもほとんどいかなくなってしまった。我が家には炊飯器もなくなった。

基本的には食事は、自炊に近いことになる。なぜなら糖質制限できるものが巷にはないからである。ただ、肉や卵やチーズは大好きであったから、困ったことというよりも考える、工夫する楽しみが増えたとも思う。

医者として考えると今の医療は、根本的に間違っている。大きな幹に、様々な枝を付けて一応形をつくっているということがよくわかってきた。ほとんどの病気は、食事で治せるのではないかということが私の実感である。だが、多くの内科医はこれを認めてしまうと経営が成り立たないかもしれない。薬を使わないで病気が治ってしまうからである。

私も高血圧の薬をもらっていた。脂肪肝もあったし糖尿病もHbA1cは9点台であったが3ヶ月で正常化した。薬は全く使わないで血圧も下がり、脂肪肝も治ってしまった。糖尿病だけでなく歯周病なども治ってしまった。

糖質を減らすということはダイエットはもちろんのこと、身体も健康になってしまうということだった。体重が減ったせいかとも思ったが、何よりも体調が良いことだった。毎食後はあんなに居眠りをしていたのに、糖質を取らないと、眠くはならないことが、まずは驚きだった。夜は1食だが慣れてしまうとこれも気持ちよく、夜はよく眠れて朝は早起きである。集中力や持続力が違う。このころから常勤医が一人になって産科クリニックを一人で担うようになったが、当直を月に20日以上やっていて、分娩も毎月60件あって、夜中にも起こされるのであるが苦も無く、そのまま昼間の外来も行ってきた。体外受精も多いときは毎月30件を一人でおこなってきたが、とくにはつらいということもなかった。この体調の良さは糖質をやめてケトン体質になっていることでできたものと思う。

ドクタームネタ

 

『桐山秀樹の『週刊・おやじダイエット部通信』』第2号より一部抜粋

【第2号の目次】
1.キャプテン桐山の糖質制限ゆるゆる日記/2.おやじダイエット部新年活動報告/3.投稿!おやじダイエット~超高級ホテルGM、糖質制限つぶやき日記~/4.痩せて美味しい!糖質制限レシピ~全国糖質制限の名店食べ歩き旅レポート~
/ 5.ドクタームネタの医学セミナー~糖質制限一食入魂~/6.部員Q&A~そうだったのか糖質制限~

著者/桐山秀樹(ノンフィクション作家、『おやじダイエット部の奇跡』著者)

糖尿病と診断されたことをきっかけに「糖質制限食」を実践、20kg超におよぶ減量と健康体を取り戻す。メルマガには全国の糖質制限の食事処や隠れ家レストラン、カフェ、健康的な焼肉屋、糖質制限仲間のイベントなどなど、糖質制限ファンなら見逃せないレポートが満載!
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