ペッパー君が飽きられ始めている。何が「足かせ」になったのか?

wakabayashi20180104
 

ペッパー君の登場に期待したものの、実際にはドラえもんなどとは程遠く、がっかりした人も多いのでは。最近登場したスマートスピーカーに至っては見た目が無機質なもので、逆に退化した感すらあります。今回の無料メルマガ『MBA流 大人の学ぶ技術』では著者の若林計志さんがビジネスの観点で「AI」について考察。AIにキャラクターを持たせるべきか否か、若林さんの出した答えは…?

消費者の期待値を下げてがっかりさせない「キャラ戦略」 〜ドラえもんとブレードランナーから考える〜

最近、ソフトバンクのペッパー君が、ユーザーに飽きられて首をうなだれている切ない姿をたまに見かけます。

マーケティング的に見れば、人の形をしている分だけ、「人間と同じぐらい会話ができるんだろう」という期待値を過剰に高めてしまったがために、そこまで実力がないことがわかって、みんな一気に冷めてしまったという状態です。

世界最先端のクラウドAIに繋がるGoogle HomeやAmazon Echo、IBMのワトソンにしてもまだまだ「自然に話せる」には程遠いレベルにあります。

したがって、グーグルやアマゾンが、デバイスを人型に似せないで、無機質な単なるスピーカーの形状にして発売したことは、「消費者の期待値をそこまで上げない」ことで「がっかり度を大きくしないための戦略として極めて正しいと思います。

一方、LINEのスマートスピーカー「クローバフレンズ」がLINEでオリジナルキャラ「ブラウン」「サリー」をモチーフにして「可愛さ」を前面に出しているのはかなり賢いと思います。

強烈なインパクト!! キャラもの スマートスピーカー LINE 「Clova Friends(クローバフレンズ)」

なぜなら、喋りかけているAIが、かわいいクマさんやアヒルさんだとわかれば、多少トンチンカンな返答をしてきても「まあ、クマさんだからしょうがないよね」と、なぜか笑って許せてしまうからです。

つまり、キャラによってユーザーの期待値を自然に下げさせることが容易なのです。

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