信じるか信じないか系の話にカウンターをあてる『DHMO』とは?

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何でも悪いと決めつける健康オタクや、本気かどうかわからない冗談を言ってくる面倒な人。あなたの周りにもいませんか?そんな相手にピッタリの返しワザを『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』で発見!アメリカンジョーク的なトークのコツをつかめば、日常会話もより盛りあがるかも!?

Question

エセ科学を妄信して押しつけてくる人への面白いDHMOの返し方は?

 

shitumonセクハラ対策シリーズをいつもなるほどと思いながら読んでます。さすがしんコロさんです。ところでしんコロさんは、エセ科学を盲信して押しつけてくる人への面白い言い返し方法を何かご存じですか?エセ科学とは、例えば「動物性食品を食べていると動物の怒りの波動を身体に吸収しまうので良くない」とか、「合成シャンプーの成分は子宮にたまって赤ちゃんに悪影響を与える」とかいうヤツです。その手の話が好きなだけでなく、聞いてすぐ信じこんでしまうのはなんだかなあといつも思うのです。そのような人たちをからかう「DHMO」という有名なネタがありますが、他に面白い返し方があれば教えて下さい

 しんコロさんの回答

DHMO とは、Dihydrogen Monooxide の略称で、一酸化二水素とも言われる水素と酸素の化合物のことですね!別の名を「水」といいます(笑)。実際は水であることをわざとわかりにくく表現することで、その物質があたかも恐ろしいかのような言い方をするジョークネタですね。

たとえば、DHMO は酸性雨の主成分であるとか、多くの材料を腐食させるとか、悪性腫瘍から検出されるとかです。

他にも類似なジョークとして「パンは危険な食べ物」というネタもあります。

これはアメリカのようにパン食が一般的な地域で当てはまるジョークですが、パンについて誤ったことは言っておらず、それでいてパンは危険な食べ物という印象を与えるものです。

たとえば「犯罪者の98%はパンを食べている」「暴力的犯罪の90%はパンを食べてから24時間以内に起きている」「パンを日常的に食べて育った子供の約半数は、テストが平均点以下である」「パンは中毒症状を引き起こす。被験者に最初はパンと水だけを与え、後に水だけを与える実験をすると、2日もしないうちにパンを異常にほしがる」「18世紀、どの家も各自でパンを焼いていた頃、平均寿命は50歳だった」などなどです。

日本だったらパンをお米に差し替えて言えばネタになりそうですね。どのネタも、言葉とロジックのあやにすぎず、パンについて間違ったことは言っていませんね。

さて、エセ科学を盲信して押し付けてくる人には、なかなか本物の科学を説明しても理解してもらえません。それならいっそのこと、その場の会話を楽しんで「お米は危険な食べ物」というジョークでそういう人たちがどれだけ引っかかるか試してみたらいかがでしょう?

shinkoro『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』
著者:しんコロ
ねこブロガー/ダンスインストラクター/起業家/医学博士。免疫学の博士号(Ph.D.)をワシントン大学にて取得。言葉をしゃべる超有名ねこ「しおちゃん」の飼い主の『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』ではブログには書かないしおちゃんのエピソードやペットの健康を守るための最新情報を配信。
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