【書評】デキる人の預言は実現する。あなたの10年先の働き方は?

 

 さっそく、いくつかポイントをチェックしていきましょう。

ニッポンで働く普通の人の時給格差:800円から8万円

天才でない人が「希少性」を高めたければ、キャリアを3つ掛け算しましょう

「自由」=「クレジットの総量」-「自分が稼ぎ出すお金」

成熟社会においては、もはや「正しい幸せ」などありません

「とにかく正解を当てたいというマインド」を捨てる。「ミスしちゃいけない」という呪縛から自由になる。そうすると修正主義が身についていきます

消費税が上がると何が起きるか。私は、「物々交換」がより活発化するのではないかと考えます

成熟した社会では、個人は、会社という大きな矢印の中にいなくてもかまいません。会社のベクトルに対して、個人のベクトルが同じ方向、同じ線上になくてもいいのです。むしろ、はみ出して斜めを向いていていい。社員が会社以外の豊かなリソースに目を向けることは、結果的に会社をも豊かにするのですから

◆iベクトルを作る3つのコツ

  1. 自分にぴったりの「正解の仕事」なんてないと知る
  2. 会社から与えられた「作業」ではなく、「仕事」をする
  3. やたらと個性にこだわりすぎない

◆人望があるリーダーの「3つの資質」

  1. 「真摯さ」があること
  2. 「仕事の出口」を考えていること
  3. 「参画性」を高めること

皮肉なことに、親が子どもに熱心であればあるほど、ちゃんと教育しようとすればするほど、そして兄弟が少なければ少ないほど、親からのダメ出しが直接、子どもに届くことになってしまいます。(中略)家庭でも学校でも「×」をもらうことが増えた子どもは、自分を肯定する感覚が低い若者へと成長してしまいます。これがセルフエスティームの低い若者を生む構造です

30~40代がピークの「富士山型一山主義」。そんなの、明治時代の人生観ですよ

人生の後半にいくつものピークがある。「八ヶ岳型」のエネルギーカーブを目指しましょう

いまでも学生の安定志向は続いているようですが、組織に一生面倒を見てもらう時代は、もう終わりつつあると考えています。

自らのキャリアと幸福をどう切り拓くか。ヒントが満載の1冊です。

ぜひチェックしてみてください。

image by: Shutterstock

 

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著者はAmazon.co.jp立ち上げに参画した元バイヤー。現在でも、多数のメディアで連載を抱える土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介する無料メルマガ。毎日発行。
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