4.フェイクなドレスで遊ぼう!
インスタ映えだけを考えるならば、服に要求される機能性や保温性は関係ない。限りなくビジュアルな服。つまり、舞台衣装に近いものになる。これは、ある意味でコスプレ衣装だ。ファッションはコスプレが主体になるのかもしれない。
ユニクロのヒートテックやエアリズムなど、機能的な肌着が普及した結果、アウターは機能よりも視覚的な意味合いが強くなっている。それが更に加速するかもしれない。
極論すれば、不織布でできた使い捨てのドレスでもいいし、後ろ身頃がなくてもいい。
また、デジタルプリントを基本にするならば、発色が良くて安価なテキスタイルでいい。
通常着用するのは、安価なファストファッションかベーシックなカジュアルウェア。見栄を張るならラグジュアリーブランド。インスタの中で遊ぶのであれば、フェイクなドレスでいい。
インスタ映えするフェイクなドレスならば、資本力は必要ない。個人が作って、インスタ上で勝負することが可能だ。
デザイナーのビジネスモデルも、本物の服を作って売るのではなく、まずはフェイクからスタートする。その上で、投資を集めて本物のアパレルで勝負するというのはいかがだろうか。
image by: Instagram(pecotecooo)