なぜ、人は「こんなの見たことない!」という商品に群がるのか?

 

■チョコレートコロッケ

京都・錦市場にあるお肉屋さんでは、「チョコレートコロッケ」が、1日1,000個以上売れることがあります。

十数年前、何かお店の特徴になるものはないかと考え、冗談半分でコロッケにチョコレートを入れてみたところ、小中学生にバカウケしました。そして現在、訪日外国人にウケて、大人気となっています。

常識的な考え方に囚われず、冒険したことで、大ヒットとなったのです。

■京橋駅のフランクフルト

京阪電車京橋駅のホーム売店では、フランクフルトがよく売れています。京橋駅と言えばフランクフルト、と言われるほど、昔から人気のある商品です。

昼間は学生たちによく売れるのですが、夕方6時半頃からは、別の客層が集中します。会社帰りのおじさんたちが、缶ビール・缶チューハイと一緒に、フランクフルトを買い求めるのです。売店周辺で、「ひとり宴会」が始まるのです。あまり上品な光景ではありませんが、サラリーマンの悲哀を感じさせます。

駅の売店でフランクフルトを売るという、ユニークな発想が、極めて珍しい市場を生み出したのです。

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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